宮本武蔵 巌流島の決斗 (六)木の下の二人 | 俺の命はウルトラ・アイ

宮本武蔵 巌流島の決斗 (六)木の下の二人

 

 『宮本武蔵 巌流島の決斗』

 映画 トーキー 121分 カラー(一部白黒)

 昭和四十年(1965年)九月四日公開

 製作国 日本

 製作  東映京都

 製作  大川博

 原作  吉川英治

 脚本  鈴木尚之

      内田吐夢

 音楽  小杉太一郎

 撮影  吉田貞次

 

 出演

 

 中村錦之助(宮本武蔵)

 

 金子吉延(伊織)

 

 

 監督 内田吐夢

 

 ☆

 小川貴也=初代中村獅童=小川三樹雄

 

 小川錦一=初代中村錦之助

       →初代萬屋錦之介

 

  ☆

 平成十一年(1999年)十月二日福原国際東映

 平成十二年(2000年)九月十一日高槻松竹

 平成十五年(2003年)五月二十三日京都文化

               博物館にて鑑賞

 ☆

  画像・台詞 出典『宮本武蔵 巌流島の決斗』

 DVD

  ☆ 
  台詞・画像の引用・シークェンスの考察は研

 究・学習の為です。

  東映様におかれましては何卒ご寛恕を賜り

 ますようお願い申し上げます。

 ☆

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宮本武蔵 巌流島の決斗 (四)開墾

 

宮本武蔵 巌流島の決斗 (五)お百姓さん

 

  武蔵と伊織は米を村に納めて帰路馬を引いて

 歩む。伊織は機嫌よく鼻歌を唄う。

  佐渡が菓子をくれることを思い、師武蔵に「ちょ

 っとお寺に行ってくる」と告げた。

                       

  ☆朗らかな陽☆

 

 厳しい自然の中で開墾を為し、米を生み出した

武蔵と伊織は百姓の学びを為し、二升を村人に

褒められ、喜びを感じつつ帰路に着く。師弟二人

が馬を引いて歩む場面は牧歌的で麗らかで優し

さがある。

 

 伊織にとってはもう一人の師匠である佐渡に

会いたいという気持が湧き、お寺によることを

告げる。

 

 武蔵と佐渡に育てられ、伊織は逞しい少年に

なって行く。

 

 金子吉延大活躍である。

 

 静かな初代中村錦之助の存在感も深い。

 

 木の下の武蔵と伊織を包む自然は雄大で、こ

こにも吐夢の視点を感ずる。

 

 

                         合掌