鷸蚌(いつぼう)の争い(戦国策) | 日日是好日のブログ

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団塊世代、毎日が日曜日となり晴耕雨読の生活に入ったのを機に、学びは生涯現役でありたいと始めたもので、生活の一部を切り取っていきたい。

 鷸蚌(いつぼう)の争い(戦国策)

 シギとカラス貝がくちばしと殻をはさみ合って争っているところを、漁夫が見つけて両方ともとらえてしまったという寓話から、当事者どうしが対立している間に、第三者に利をさらわれて共倒れになる愚を戒めるたとえ。労せずして利を手に入れた第三者の立場からいうのが「漁夫の利」で、こんなオイシイ話はあるまい。
 派閥間の争いというのは、政界に限らず、人間集団のなかでは、どこかで行なわれているものだが、周囲の状況そっちのけとなったら最悪。そのスキに株を買い占められて企業買収された例が、最近でもあった。(丹羽 隼兵著「中国古典の名言」より)