まいどどうも

お読みくださりありがとうございます

初めての方は
途中からだと話が分からないかもしれないので
第1話から読んでいただけるとうれしいです
(第1話から第11話までは
ブラック企業からどうやって脱出したかを
書きました)
第1話はこちら
1つ前のお話はこちら
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今回は
運命の分かれ道
についてのお話です
60年近く生きてると
いくつもの分かれ道を
経験してきました
わたしが経験してきた
分かれ道のうちの1つは
高校のときにやってきました
中学生のときは
国語や古文に比べれば
理科や数学の方が好きでした
高校に入ったら
理科は生物や化学などの
教科に分かれます

わたしは
物理の授業を楽しみにしてました

自然界で起こる現象の
原理や法則がわかるなんて
面白そうです

わくわくしながら
最初の授業に臨みました
ところが
物理の先生は
変わった人でした

ぼそぼそとした声で
黙々と授業を進めていきます
生徒が授業を聞いてようが
聞いていまいが
まったく関係なく
小さな声で
授業を進めていきます

当然
多くの生徒は
授業は聞かなくなりました
わたしも
体制に流される性質なので
授業を聞かなくなりました

授業を聞いていないので
物理の内容は
まったくわからなくなりました

テストのときが大変でした
教科書や参考書を見ても
さっぱりわかりません

どうしてそういう答えになるかは
理解できなかったけど
そういうもんなんだと丸暗記して
なんとかテストをやり過ごしました

あれだけ楽しみにしていた
物理だったのに
すっかり計算が狂いました

高校3年になると
文系と理数系に分かれて
授業が行われました
理数系に比べると
文系の方がはるかに授業数が
少なかったんです

そこで
わたしの進む道は決まりました

楽な方を選んじゃいました

もし
あそこで理数系を選んでいたら・・・
たぶん
経理の仕事はしてないでしょうね
何をしてるんでしょう

でも
別に後悔はしてません
そのときは
自分がベストだと思った
選択をしてました
(してたと思ってます)
今まで経験した
いくつかの選択肢の中で
自分が選んできた結果が
今の自分です

そう考えると
おもしろいですね
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買い物をするときは
値段を確認します
値段を見て
高いとか安いとか判断して
買うのか買わないのかを
決めます
高い安いの基準は
どこから来るんでしょう
次回でお話します