独居在宅していた母は、ご近所さんたちがほんとによく見守ってくださった。
母の家は元々兄一家との二世帯住宅で、横長に広い平屋の戸建て。
けっこう広い庭が家の南側にあり、あまり背の高くない樹々で囲まれているだけだったから、お隣や家の前の道路を隔てた向かい側のお宅からは見通すことができた。
それこそ夜には電気が点いているか、朝にはカーテンや商事が開いているか見える。
そうして安否確認していただけた。
ただ、「ちょっと変かな・・・?」と思うような母の様子を娘のわたしに知らせた方がいいか、はとても悩まれたのではないかと思う。
ちょっと変じゃない?
でも、あの年だったらあのくらいは普通かも
きっとおばあちゃん(母のこと)もこのくらいのことはまだわかってるよね
でも、万が一のことがあったら?
やっぱり知らせておいた方がいいかなぁ
でも、娘さんももしかしたらそんなことはもう気づいているかもしれないし、わざわざ電話するのもなんだか余計なお世話になるんじゃない?
とか、あれこれいろいろ、それこそ電話の前で逡巡されたのではないかと思う。
わたしがその立場だったら、やっぱりどうしようかとすごく悩むもの。
いまになって、「後になってからじゃなくて、もっと早くリアルタイムで知らせてほしかった」なんて勝手なことを思うこともあるが、それでもこんな面倒な見守りをしていただけたことを心から感謝している。
2009/03/27
けっこう真剣な眼差しでスケッチ(^^♪ 「トキソウ」だったかな。
通所リハビリにいらしている方たちは、趣味の作品や育てている盆栽・鉢花などを施設のロビーに持ち込んで展示していた。