母がひとり暮らしになってしばらくの間は、わたしがいたころから飼っていた犬がいた。だから、人と話さない日でも犬に話しかけるし、散歩にも行く。ところが犬の方が母より先に老いて死んでしまった。そのころは母もまだしっかりしていたから、自分で保健所に連絡し、後の始末もぜんぶした。最近はよく「ペットロス」という言葉を聞くが、母も淋しかっただろう。わたしにも電話してきたし。

 

「ひとり暮らしでは淋しいから少し時間をおいてまた犬を飼ったら? 今度はもっと小さい犬にすれば散歩もラクだし・・・」と話したが、「生きものを飼うのは大変だから・・・」

 

もしかすると、犬がいなくなったことも母が“高齢者鬱”気味(“気味”だったのか、そのもだったのかはわからない)になった要因の一つかもしれない。

テニスやスポーツクラブを引退して、日本画サークルも解散、人に会う・話をする機会がめっきり減ってしまったことはもちろんだが。

 

ただ、それでもこの近所のスーパーに出かけたり、散歩はへたをすると日に二回出かけるほどで、歩くことだけは続けていた。もともと家にじっとしていられない性格が幸いだったか。。。

 

2008/12/27

このころは母を撮った写真が少ない。まだ義父も母のお隣ユニットの入所していたので、面会は先に義父、その後母、という感じでけっこうあわただしかった。母の状況も落ち着いていたので、行事があったときに撮るくらい。

母が入所したこの年の写真はこれでおしまい(^^♪