とにかく身体を動かすのが好き
家の中でじっとなんかしていられない
そんな母が、ソフトテニスクラブやスポーツクラブから引退した。
80歳少し過ぎたころ、だったか、もちろんどちらのクラブでも最年長だった。
テニス(週2回)もスポーツクラブ(週1回)も活動は午前中だから、終わってからみんなでランチを楽しんでいた。
どちらのクラブも、「名誉会員」にしてくれて、運動はしなくてもいいからランチだけでもいっしょに❣と言ってくれていた。
それでも母は、思いがけず
「もう若い人たちの時代だから・・・」(といっても、どちらのクラブも50代~60代が中心)
と頑なに遠慮した。
もちろん、みんなと同じように走り回るのは難しくなっていた、こればかりはいたしかたない。
ただ、ランチでのおしゃべりについていけなくなってきたらしい。
みんなの話すペースは早い!
何を話しているのかはっきりしないうちに話題はどんどん進んで変わっていく。
それについていけなくなっただけでなく、なにか言うと、トンチンカンなことを言ってしまっている、らしい。
みんなもはっきりとは言わないが、やっぱり少しボケてきてるわよねぇ・・・と思っているらしいのが、母にも薄々感じられてきた。
そんな場にいるのは楽しくない。
楽しくもないのにわざわざ出かけていくのは疲れるだけ。
だったら行かなくてもいい、お情けで付き合ってもらわなくてもいい。。。
ソフトテニスのラケットは軽いが、それでも大きな手提げをぶら下げて、週2回、3,40分かけて歩いて通っていた・・・地元ではちょっとした“名物ばーちゃん”だったのだけれど。。。
2008/08/31