ではそこに至るまでのいきさつをば。
ある日、本屋で「ジャズ批評」という雑誌を手に取ったら「ジャズギター&ジャズベース特集」とあって、一晩考え購入。本文でベースは「縁の下の力持ち」であまり目立たないものだが…という前提で取り上げられていたが、そうベースは無視されがち、故にこの特集は貴重だ。
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特集内では、ジャコ・パストリアスのデビューアルバムなどと共に、ポール・チェンバースの「ベース・オン・トップ」が取り上げられていた。表紙にもしっかり載っていますな。これに興味を引かれて早速アマゾンプライムミュージックで探し出し、プレイリストに放り込んでリピート、更にダウンロード購入。
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う〜〜ん、「ディア・オールド・ストックホルム」の甘く美しいメロディーラインよ! 但しそれはベースではなくギターによるもの。ギターはケニー・バレルだ。ともあれこの曲はオリジナルはスタン・ゲッツという人だが、ジャズ・スタンダードだから数多くのアーティストがカバーしている。ジョン・コルトレーンを擁していた頃のマイルス・デイヴィスも含めて、だ。それらを聴けるだけ聴いてみようとアマゾンプライムミュージックで検索を掛け、片っ端からプレイリストに放り込んで、そして再生。メロディーラインを奏でる楽器はデイヴィスならトランペットで、コルトレーンならサックス、バド・パウエルだったらピアノになる。
そんな作業中2名の日本人の名を発見。一人はベーシスト、加藤真一氏で、ベースソローーつまりメロディーラインをベースで奏でるーーバージョンであった。もう一人はギタリスト、岡安芳明氏。こちらはまさにケニー・バレルと同じ甘美な音色。曲の構成もケニー・バレルが参加したポール・チェンバース名義のものとほぼ同じ、多分ね。ベースソロとピアノソロも入るライブ音源だった。
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この両名は現役のジャズマンでありライブ活動も精力的に行っている。そんないきさつから4・25(水)夜、私は浅草のジャズバー、Soultraneーーコルトレーンのアルバム名が由来の店名ーーにて23時近くまで岡安芳明さんのトリオライブ(ギター、ベース、ドラム)を観ていた訳です。ギターもベースも空間に甘くこもって、「ディア・オールド・ストックホルム」も聴く事が出来て、寝不足や疲労を押して観にいった甲斐はありました。
過去に阿佐ヶ谷のジャズフェスでフランク・ゴードン・セクステットのライブを2年連続で観ておりますが、フェス以外ではこれが初めてのジャズライブであり、これを始めの一歩としてこれからはブルースに続いてジャズライブにもどっぷりと浸かって行きたいと思っています。今回はジャズベースからジャズギターに話の眼目が華麗に横滑りしましたが、ベース好きとしてはジャズのベースはマスト・リッスンであります。
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