皆さん

こんばんわ


真面目系クズ人間のゆうさんです。


商売はやはりお客様あってのものです。

(※何でも言いなりになれと言うことではありません。)

たまたま時流に乗って大当たりすることもありますが、そんな中でも謙虚にお客様目線やお客様満足にこだわって事業を行わないと破滅する典型例が今回のニュース記事の主役であるいきなりステーキでしょう。


https://news.yahoo.co.jp/articles/c9e538a17b36b9bae0a8cb500640fc880d816148 


 お祝いのときくらいしか食べられない贅沢品であったステーキを立食形式により回転率を上げることで、日常的に食べられるものにするという目の付け所は素晴らしく、世間の話題をかっさらいました。
2013年から積極的な出店戦略で2018年度には売上高約635億円、営業利益約30億円と拡大しましたが、2019年度は売上高こそ約675億円と伸びましたが営業利益は約7千万円の赤字となりました。

 その原因はずさんな出店計画や教育不足により店舗間でサービスレベルが大きく異なったこと、加えて度重なる値上げです。

 その後、2019年度には売上高約310億円、営業利益は約40億円の赤字となりました。
それからは不採算店の閉店や一ノ瀬社長の謎文書の店舗掲示、肉マネーの改悪、さらなる値上げといったお客様目線を無視して生き残るための戦略に移行しました。
 2021,22年度はコロナの協力金のおかげで純利益は2期連続の黒字となる見込みだそうです。

 名物社長の一ノ瀬社長は会社が急成長したことで、店舗を出しさえすれば儲かると驕り高ぶっておられたのでしょう。
キャンペーンの特賞が社長と握手というのが良い例です。
自己顕示欲を満たすために会社を利用していたと言われても仕方がないです。
なぜ拡大できたのかを考えたら、ステーキを日常的に食べられるものにしたことだということは素人でも分かるのに、それを無視した大量出店や値上げ、顧客サービスの改悪など自社のストロングポイントを自ら尽く破壊していった一ノ瀬社長は逆にすごいと思います。

 何事も初診を忘れず、あらゆることに感謝して驕り高ぶることなく実直に改善し続けるしか長寿企業になる方法はないと感じさせられるニュース記事でした。