私がこのプレーヤーを買ったのは、たぶん1986年。大学生になった年でした。CDがレコードを生産数で追い抜いた時期だったようです。オーディオ機器が欲しいけどCDプレーヤーにしようかレコードプレーヤーにしようかと悩みました。結局「レコードプレーヤーは今買わないと一生買うタイミングがなくなる。だから今買おう」と考えて買いました。ヤマハのGT-2000と迷ったのではなかったかな。少し安価でテクノロジー感・ギミック感のあるKP-1100にしました。
じっくり見るたびにシンプルで美しい造形だなと思います。円と直線、シルバーと黒(カートリッジは純正シェルにDL103をつけてます)のコントラスト。ナイフエッジのアームには精密感があり、その底には高剛性の一体型フレームががっしり構えているという。ダイレクトドライブのモーターは強力・正確・静謐で、ターンテーブルが回っているのを見ているだけでも嬉しくなります。
今はサブ機としてですが現役利用。DL103で聴くとどんな音がするんだっけ?と試したくなったときや、無性に回したくなったときに使っています。あるでしょ、とにかく回したいとき!
欲を言えば筐体と脚部にもちっと高級感があるとさらにいいと思うけれど、そうすると価格が折り合わなくなるんでしょう。当時は10万円ぐらいで売られていました。今作ろうとしたら40~50万でも無理じゃなかろうか。弱点はケースのヒンジ部が経年劣化で壊れやすいところとケーブルが本体と直結で変えられないこと。ヒンジ部は代替品で補修しました。
