専門家が選ぶ「本当に避けたい添加物」7選 | ゆきちゃんのブログ

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「生搾りサワーに発がん性物質」「焼肉のタレで糖尿病に」etc…。食中毒を防ぎ、長期保存を可能にする添加物は、食品には欠かせない存在だ。しかし、デメリットもある。添加物の日常的な摂取は体に大きな害を及ぼすのだ。専門家が選ぶ「本当に避けたい添加物」とは――。
◆知らないうちに食べている日本の食卓を脅かす添加物

 居酒屋で人気の「生搾りレモンサワー」。果汁を手で搾った後は、皮ごとグラスに入れてかき混ぜるのがおいしい飲み方だ。

 だが、「生搾り系サワーは人体に発がん性と催奇形性(胎児に奇形を生じさせうるリスク)の影響を与える可能性がある」。

「居酒屋など外食の場では、コストカットの観点から海外から輸入した果物を使っている可能性が高いです。とくに輸入された柑橘類には防カビ剤が使われていることがほとんど。この防カビ剤に発がん性と催奇形性があると疑われています」

 防カビ剤はいわゆる食品添加物の一種。これは一例にすぎず、日本の食卓に並ぶ食品には人体に害を及ぼす添加物が無数に使われているという。

 そんな添加物を避けるために、「無添加」などと書かれた商品を意識的に選んでいた人もいるかもしれない。

◆食品添加物の不使用表示に関するガイドラインが策定

 だが、こういった表示は原則’24年4月以降、すべての商品から消えることになる。

「“無添加”と表記しておきながら何を添加していないのか不明確なケース、〇〇不使用と記載しておきながら実際は類似した添加物を使用しているケース、もともとその食品への使用が認められていない添加物であるにもかかわらず“不使用”と記載するケースなど、これまで消費者を騙すような表示が横行していました。そのような状況を改善するべく消費者庁は“食品添加物の不使用表示に関するガイドライン”を策定したのです」

 このガイドラインでは、先に述べた3つのケースのほか、「人工・合成・天然・化学」といった単語が使えなくなるなど全部で10個の項目を設け、食品添加物の不使用表示を規制する。

◆消費者自身で添加物を確認する必要性が高まる

 その猶予期間が’24年3月で終了し、以降はこのガイドラインに反する表示のある商品の製造販売が認められなくなるのだ。

「ガイドラインによって消費者を惑わせる表示が一掃されるのは事実です。ただ、表示が規制される分、消費者自身で原材料名に書かれる添加物を確認する必要性がこれまで以上に出てくるとも言えるでしょう」

 

食品には主に裏面に原材料名が記載されている。「/」より後に記載されている項目が食品添加物だ。

 すべての添加物が体に害を及ぼすわけではないが、避けるべき添加物を自分で見分けができるようになっておかないといけない。

 

「避けたい添加物ワースト7」

◆そのデトックスウォーター本当は体に悪いかも

 あらゆる添加物の中でもっとも毒性が強いと2人が口をそろえるのは、冒頭でも述べた「防カビ剤」だ。

「防カビ剤は添加物として扱われていますが、厳密には農薬。国産の果物には使用が許可されていません。柑橘類を購入する際は、とにかく国産のものを選ぶようにしましょう」

 居酒屋で提供される生搾り系サワー以外にも、注意したい飲み物がある。オシャレなカフェやサウナなどに置いてあるデトックスウォーターだ。

「レモンやオレンジが皮ごと水の中に浸っています。もし輸入した果物を使っている場合、防カビ剤が水にしみ出している可能性が非常に高いです」

◆体にいいと思っているものが実は……

 第2位は「人工甘味料」だ。そのうちの「アスパルテーム」に、WHO(世界保健機関)は発がん性の可能性があるとの見解を示しているが、ほかの人工甘味料にも避けるべき理由がある。

「人工甘味料は腸内細菌に悪影響を与えます。腸の状態が悪化すると、腸脳相関といって脳が不安になる。そして、私が問題視しているのは体にいいと思って買う人がいるということ。かえって太ってしまい、血糖値のコントロールが乱れて糖尿病の原因になってしまいます」

「ゼロカロリー」「糖質オフ」と表示された清涼飲料水には、人工甘味料が使用されていることが多い。スポーツドリンクやエナジードリンク、焼肉のタレなどの「タレ類」にもよく使われているという。

◆和菓子によく使われている添加物

 第3位は「合成着色料」。石油から作るタール色素のことで、発がん性が疑われている。鮮やかな色をした食品の裏に、「赤色2号」などといった表記があるのを見たことがあるだろう。

「合成着色料は和菓子や土産物の菓子にとくに多く使われています。あとは子ども向けの食品にも。英国の大学は合成着色料の日常的な摂取が、活動過多、衝動的、注意散漫などの行動を子どもに引き起こす可能性を示しています」

 第4位の「合成保存料」は、発がん性の危険性と腸内細菌への悪影響が指摘されているが、「保存料」には必要悪の側面も大きい。そのため、体に与える害が大きい「ソルビン酸」と「安息香酸」の2つを避けておけばよいとのことだ。

 

◆加工食品の多くは発色剤が使われている

 第5位の「発色剤」(亜硝酸ナトリウム)は、生ハム、ソーセージ、明太子など、加熱せずにそのまま食べるものに多く使われている。

「亜硝酸ナトリウムは色を鮮やかにするだけではなく、食中毒を引き起こすボツリヌス菌の発生を抑える役目もあります。そのため、保存料と同様にこちらも必要悪といえます。ただ、発がん性が指摘されています」

 朝食の定番であるウインナーやベーコンにも含まれていることがある。毎朝、亜硝酸ナトリウムを摂取することだけは避けたいところだ。

 第6位の「たん白加水分解物」は、人工的なうま味調味の一種だ。厳密には添加物ではなく食品扱いとなっているが、警鐘を鳴らす。

「うま味調味料に含まれている化学調味料には、発がん性もアレルギー性もありません。しかし、このたん白加水分解物にはそのリスクがあるのです。にもかかわらず、“化学調味料不使用”と表示しておきながら、たん白加水分解物が使われているケースが散見されます。ただ、件のガイドラインによって、この問題は解消されるはずです」

◆気をつけられるところを見直す

 第7位の「乳化剤」は毒性もアレルギー性もない安全な添加物として知られてきた。だが、近年になって腸内細菌へ悪影響を及ぼすことがわかってきた。

「乳化剤は腸の粘膜の油を奪って、バリア機能を失わせてしまいます。腸内フローラを変化させ、炎症を引き起こし、肥満や糖尿病の原因にもなる」

 しかし、現代において添加物の摂取をゼロにすることはほぼ不可能だという。

「私も添加物を日々摂取しているはずです。ただ、加工食品を食べすぎないようにしたり、普段自宅で使う調味料には気を使ったり、可能な限り添加物を摂取する頻度は下げています」


 過剰になりすぎず、気をつけられるところは気をつける。無駄に添加物を摂取する必要はないということだ。