持ち家 | 日々ツブ

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ポンコツ母とマイペースな娘(中学生)の日々の生活ブログです。
2022年2月中学受験終了。

持ち家のことでいつも拝読しているブロガーさんに質問コメントをしたら、とても優しく親身に回答をくださいました。

本当に有り難くて不安だらけな心にしみて泣きそうになりました。


なので、その方に気持ちを伝えたくて書きます。


そして、あくまで私事なので

もっと大変な思いで生きている方々がいることは承知のうえでの弱音です。

すみません。


私は今住んでいるマンション(分譲賃貸)が好きです。

窓が大きく陽当たりが良く明るくて暖かな低層棟の最上階で、静かで角部屋のような作りです。

なにより、家庭を省みず家族を守る意識などまるでなかった夫の代わりに私と娘を守ってきてくれたお家です。

ここには娘との思い出が山ほどあります。


でも収納の少ない2LDKなので三人暮らしでも物が溢れています。

中学生の娘に部屋を作ってあげられず私と同じ寝室です。

夫はリビングで寝ています。

でも、先日オーナーさんが「売ってもいい」と言ってくれました。

嬉しかったです。

2人家族ならすぐに買ったと思います。

でも、これから高校生になり荷物も増える娘やリビングで寝続けている夫のことを考えると、相当無理をしないと住めません。


沢山物を捨てて、レンタル倉庫を借りて、だったらかろうじて出来るかもしれません。

でも、本当にここに住んで荷物がどうにかなるのだろうか。

いま出ないと出るチャンスを逃すのではないだろうか…。


検討中の中古マンションがひとつありました。

ターミナル駅の駅近。

収納は少ない。

そして、先日もう1つ中古が出てきました。

同じ最寄駅の築12年過ぎのマンション。

ファミリータイプの南向き角部屋。

間取りは3LDK。

収納もたっぷり。

でも、築12年なのに販売当時から3000は上乗せした価格。

フルリフォーム費用は900万くらい。

高い…。

駐輪場は上下段で1台づつ。


更地のままの土地は駅徒歩4分。

静かな南向きで6m北道路。

間口が狭め。

いまのところ南は低木が植わっているだけの小さな緑地。

間口狭いのが困りますが明るくて穏やかな場所。

夫が勝手に買ったし戸建てには不安ばかりでしたが、1年半かけて「ここに住むんだ」とイメージを固めてきました。

今のマンションが買えないなら、もう戸建に住むしかないし、ここなら同じ最寄駅で安心感がある、駐輪場も困らない、大丈夫、やっとこの地域に自分達の家が出来る、娘を守ることができる。


そう思って不安障害から少しづつ立ち直ってきた2年間でした。


しかし、最初に仮契約していたハウスメーカーとはなかなか話がまとまらず夫は動きもせず放置。

もう限界だと思い私が今年の2月から他を探し始めましたが夫は不機嫌。春にやっと見つけたハウスメーカーを6月末にやっと契約しました。

金額も大きくて怖くて不安でした。

夫に大丈夫だよね?と聞いても「知らねぇ」と。

頭金はすべて私が支払っていますがローンを組むのは少額貯蓄しかない夫なのに。


そして、あんなに「戸建」と言い張っていたのに家作りは私とメーカーにお任せ状態。

また1人で考えて悩み、打ち合わせを進めてきましたが、トラブルがあり解約せざるをえない状態になりました。


解約前は不安になる私に夫が怒鳴り、殺伐とした状態が続いていました。

娘が不安になって寝室に籠って泣いた日に、「解約しよう」と思いました。

家族が幸せになるために家を建てるのに、これでは何の意味もない。


もう戸建は無理なんじゃないか…と夫が言い出しました。

私は今まで抑えてきた戸建への不安を再び考えるようになりました。

階段の生活、老後住み替えできないであろう高額ローン。


解約後のトラブル処理、マンション探しの再開、他ハウスメーカーの検討、土地売却の査定、銀行への相談、

1人で奔走しました。


早く次に進まなくては、と必死でした。


夫はまた何も動かなくなりました。

ずっとそう。

何も調べない、考えない、誰か(わたし)がどうにかしてくれるのをただ待っている。


結婚してからずっと。

私は人についていきたい性格です。

でも、夫は飲んで散財することしか考えておらず家庭内の選択決断はすべて私がせざるをえませんでした。

娘の育児、手術、学校や学童のこと、中学受験のこと、家電購入に至るまで。

すべて「我関せず」な夫。


2年半前に限界になり私が崩壊して不安障害で危うい状態になっても…。

決断したのは勝手に興味ある土地を買ったことだけ。

私が反対しようとも。


この人は私と娘を守ってくれない


そんなことわかっていたはず。

もっとはやく私1人で決断して持ち家を買ってしまえば良かった。


そうしたら、こんな年齢になってから今の場所を離れなくて済んだし、新築マンションだって買えたし、ずっと同じ場所で子育てして生活を続けられた。


普通の新築マンションを買ってコツコツローンを返しながら穏やかに安心して子育てをしたかった。

私と娘を守ってくれる人と人生をともにしたかった。


後悔、悲しい、不安、怖い。


数週間前からまた病気が再発してきて食事がちゃんと出来なくなりました。

朝起きると勝手に潜在的な不安がブワッと湧き出して怖くて不安でコントロール出来なくなります。

娘の前では隠して送り出して、1人になると堪えられなくて何度もカウンセリングを受けて泣いて話して平静に戻れるようにしていました。

夜になると落ち着いてきますがまた朝になると戻ってしまう。


アラフィフなのに、母親なのに

情けないと思います。


これ以上悪くならないように、

もう諦めるしかないんだと思います。


周りみたいに子供が小さいときに持ち家を買えず(買わず)にここまできてしまった。

以前よりはるかに高い値段で中古を買うような人生…

選べるものがほとんど無い人生。


こんなはずじゃなかった…

を諦めるしかない。


転勤族とかでない限り、持ち家は子供が小さいときに、遅くとも小学校に入る前に、コミュニティが出来て離れづらくなる前に、買ってしまうのが良いのだと感じています。


新築マンションに住みたかったな。

誰かに守られて生きたかったな。


ひどい弱音です。


姫は少し嫌がったけどマンション3つの内見に付き合ってもらいました。

私だけでは不安で。

知らぬ間に電源の位置、収納の大きさを確認していました。

そして、

「ここがいいと思う」

と言ってくれた中古マンションを1つ申し込みしました。

結果はまだわかりません。


姫は以前よりしっかりしてきました。

もっと安くお家を買えていたら姫が高校生になった時にお小遣いも増やせるんだけどな…と

話したら

「お小遣い増えなくていい。家は一生の財産だから

と言いました。

びっくりしました。

そんなこと言うなんて。

成長したな…と思います。


不安で無力化していく母親の代わりに。


そして、こんな状態の私に優しくしてくれる方々がいます。

姫の保育園や小学校時代からのお友達ママさん数人。

こんな、変な弱りかたをしている私を気味悪がらずに寄り添って親身に考えてくれる人たちです。

何度も助けられました。

こうやって出会えたのは姫のおかげです。

有難いです。


「大丈夫、どうにかなるよ、安心して」

と自分で自分に言い聞かせながら毎日過ごしています。