昨日は夫の56歳の誕生日。

まさか、アルコール治療病院で迎えることになるとは

思ってもなかっただろう。

私だって、結婚して30年近く一緒に暮らして

こんな形で迎えるなんて思ってもみなかった。

それでも同じ病室の患者さんや看護師さん、精神科の先生

皆が祝ってくれて、歌ってくれて

思い出深いものになったと言っていた。

 

分かっているのかな。

入院しているのは退屈だろう、窮屈だろう。

でもね、家族に見放されて自暴自棄になって

仕事も家庭も失って、野垂れ死ぬ人がいるんだよ。

気づいたときには余命宣告されて

残りの人生をびくびく生きてる人もいるんだよ。

それを思ったらどんなに幸せか、ありがたいか。

分かっているのかなぁ。

祝ってもらえてよかったね。ありがたいね。感謝だね。と言ったけれど

夫からはなんの反応もなかった。

なんて貧しい魂なんだろ。。。悲しくなるなぁ。