前回、少年サッカー8人制の最強フォーメーションについてお話しました。
少年サッカーの最強フォーメーション
6年生向け
【3-1-1-1+フリーマン】
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実用的で、育成に適したこのフォーメーションは、
フリーマンをつくる事で、実用的にも育成的にも最強になります。
今回はなぜフリーマンが必要なのか?
フリーマンの役割と活用方法を、お話したいと思います。
実用面からお話します。
サッカーは相手がいるスポーツなので、〝主導権〟という概念が発生します。
勝つ為にも、育成の為にも、試合の〟主導権〟を握りにいかなければなりません。
主導権を握る為の基本は、ボールサイドを強化する事です。
ボールが一番ある場所に、人数を多く配置する。
ボールが一番ある場所に、強い選手を配置する。
基本は〝中盤を厚くする〟と同意ですが、例外もあります。
フリーマンの第一の仕事は、
相手の様子を見る事。
相手を観察する事。
主導権を握れるか、探る事になります。
基本は中盤を厚くする事。
3-2-1-1
第二の仕事は、
ギャップとミスマッチを無くす事。
フリーマンが相手チームの強い所にポジションを取ります。
主導権を握れ無い場合は、リアクションサッカーになります。(育成おいてはリアクションサッカーを初めから選択しないでほしい)
第三の仕事は、
ギャップとミスマッチをつくる事です。
フリーマンが相手チームの弱い所にポジションを取ります。
ツートップにしたり
3-1-1-2
相手の右サイドが弱い場合
左の高い位置にポジションを取り、左右非対称のフォーメーションにする事も出来ます。
全日はリーグ戦とはいえ、県大会を決める試合、県大会、全国大会はほとんど一発勝負です。
このフリーマンの存在を、短時間で見抜いて、対応出来る指導者がどれだけいるでしょうか?
試合の流れをや展開をみて、フリーマンをどこに配置すべきか、監督、選手が考えます。
立ち上がり。
苦しい時間帯。
点を取りにいく時間帯。
クロージング。
次に育成面からお話します。
相手を観察してフォーメーションを決めるのは監督の仕事です。
Jr.ユースでも、ユースでも、高校でも、プロでも、
フォーメーションを決めるのは監督です。
けれど、相手を観察して、ポジションを修正したり、ギャップを埋めたりする事は、選手にも必要な大事な能力です。
特にJr.ユース、ユース、高校の強豪チームでは、選手が主体的にフォーメーションを決める事は皆無だと思います。
少年サッカーだけは、監督が選手をフォーメーションに当てはめて、駒の様に扱うのは避けてほしいです。
フリーマンというポジションを設置して、その趣旨を子供達に説明すれば、子供達は必ず、相手を観察し始めます。
相手のフォーメーション、強い所、弱い所、ギャップ、ミスマッチを探し始めます。
こういう習慣付けが、間違いなく子供達の、戦術眼や、サッカーIQを高めます。
試合の流れをや展開を読める様になります。
そしてフリーマン設置には、横の関係を強化する意味もあります。
縦の関係を意識した
3-1-1-1ですが、
フリーマンが入る事で、
2トップ
2シャドー
2ボランチ
などの横の関係や連携も、構築してほしいです。
そして最後に、監督とフォーメーションやポジションについてコミュニケーションを取る事。
少年サッカーから社会人サッカーまで、色々なタイプの監督がいますが、監督の駒になる事が、サッカーではありません。
フリーマンはどこにポジションを取るのか?
しっかり監督とコミュニケーションを取る力を付けてほしいです。
前回、今回と
少年サッカーの最強フォーメーションと
フリーマンについてお話しました。
私の経験に基づいてお話した訳ですが、これらは私の考えです。
サッカーにも育成にも答えはありません。
少年サッカーの最強フォーメーション
6年生向け
【3-1-1-1+フリーマン】
少しでも共感頂けると幸いです。
おしまい。
是非宜しくお願いします🙇♂️
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