明日マドリッドの天気は、
最高気温18度、最低気温6度
風速9 ㎞/時、日出08:03、日没18:54,
先週末、私用で週末マラガに行ってきた。
そこで、前から行ってみたかった日本人の板前さんがいるというフエンヒロラ市にある「Kamura Sushi」に行ってきた。
18歳で東京で寿司修行を始めてから寿司一筋の、中村信二板長（18年英国、スペインには2008年から、Kamura寿司には2017年から）がカウンターで、良心的な値段で本格的寿司を握る。
小ぶりの店構えは、注意を払わなければ寿司屋とは気が付かないくらいであるが、一歩店内に入れば、直ぐに中村板長が寿司を握るカウンターが見える。
グーグルの口コミでは5点中4.8点、トリップアドバイザーでは5点満点の評価を受けている。
60半ばと思われる中村板長は、朗らかで大変気さくな方で、カウンター（おまかせコース専用）に座った自分にいろいろ話しかけてくれた。
既に国外に長い板長は、英国で知り合った奥様とは今も英語で話されるそうで、お客様には日本人は殆どいないという事で、なかなか日本語を話す機会がないという事だった。
そう言えば、英語を話す人に多いちょっと英語系のアクセントがある日本語だった様に思う。
自分が中村板長と同じ九州出身だというと喜んでくれた。
又、家で寿司を握るというと、お手製の「巻きす」をプレゼントしてくれた。
大層感激した。
最初は良い魚の仕入れに苦労したが、今では、良い魚屋のルートが出来て、特に「マグロ」の良いのが手に入る様になったそうだ。
店のホームページと店内の黒板にある中村さんの履歴は以下の通り。
・・・・
私は南日本の小さな島、宝島で生まれました。 14歳まで、新鮮な海と山の幸を味わえる恵まれた自然環境の中で成長しました。
鹿児島の高校を卒業後、上京しプロとしてのキャリアをスタート。私の最初の仕事は、宮古寿司レストランの厨房でした。市川康弘先生から、毎日新鮮な食材を使用することの重要性を教えられました。少量のわさびと醤油が完璧に引き立てられ、シンプルさと新鮮さが最も重要でした。また、それぞれの食べ物を尊重し、その風味を最大限に引き出す最善の方法を知ることも学びました。先生との修行は 10 年間に及び、本格的な日本料理の基礎を学び、それが今日の私になるのに役立ちました。
子供の頃から、母国を離れて世界を見たいと思っていました。そのため、東京で 14 年間過ごした後、ロンドン中心部で働く機会を見つけました。私のヨーロッパでの冒険は始まったばかりでした。ロンドンの首都で数年過ごした後、私のプロとしてのキャリアの中で最も重要な機会の 1 つが訪れました。Nobu はハイド パークにレストランをオープンしました。そこで私は、日本料理の別の次元、ペルーの味の影響との融合について体験し、学ぶことができました.
ここから、イギリスのさまざまな都市でシェフとして働く機会がありました。これまでの経験のおかげで、さまざまな国籍の若いシェフに寿司の技術を教えることができ、とても楽しかったです。
イギリスで 19 年間過ごした後、私は妻と一緒に彼女の出身地であるマラガに来ることにしました。私は2008年からここにいますが、私が最も好きなことである料理に取り組み続けることができてとても幸運でした.
Kamura寿司の前の私の寿司プロデューサーとしての最後の仕事は、Kabuki Raw の Finca Cortesín (Casares) でした。そして 2017 年、私は幸運にも「Kamura寿司」という、この非常に特別なプロジェクトを開始することができました。
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。 Sept.18,2017
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