反体制ラッパー・ハセル！　釈放を求める群衆がバルセロナその他で一部暴動化！！

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最近、ニュースで「ラッパー、パブロ・ハセル」という名前を繰り返し聞くようになった。

テロ扇動罪、憎悪罪や王室侮辱罪で実刑判決が出たが、本人は出頭するのを拒んでいるという事だった。

また、馬鹿なラッパーが暴力的な言葉の歌を歌って逮捕されたんだろうと思っていた。

しかし、昨晩ふと台所に行ってTVを付けたところ、「また、バルセロナの独立運動??」と思われる群衆と機動隊の対立の様子が報道されていた。

良く見ると、バルセロナではなく、マドリッドのソル広場だった。

マドリッドやバルセロナを中心に各地でハセルの釈放　を要求するデモが一部暴動化したという。

「いったいパブロ・ハセルって誰だ」

ネットで探してみると、彼の歌のビデオから、いろんな記事、情報があった。

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（記事１）

「フアン・カルロス・ブルボン」というタイトルの前国王についてのツイートと曲。これが、パブロ・ハセルとして知られるラッパーが今週火曜日にレリダ大学で逮捕された理由で、9か月の実刑を言い渡された理由である。

*今日、レリダ裁判所の確認によれば、市民警察に対する裁判の証人を脅迫したかどで、実刑2年半が追加されたという事だ。

確かに暴力的なラッパーである。

警察はレリダ大学でパブロ・ハセルを拘留した。
先週金曜日、テロリズムと王室侮辱罪による彼の任意の刑務所への入所の期間が満了した。その日、ラッパーはネットワークに「NiFelipeVI－フェリペ6世国王さえ（意訳）」というタイトルの現国王についての新曲のビデオクリップを発表した。

月曜日に、全国高等裁判所は、ハセルの9か月の懲役刑の執行の停止を再び却下した。

彼は2017年には当局に対する抵抗・不服従の罪で有罪判決を受け、2018年には侵入罪で、有罪判決を受けている。

パブロ・ハセルが刑務所に入いる曲とツイート・ビデオにより、ハセルは、9か月の懲役と、6年間の活動停止、および国王と国家機関に対するテロと侮辱罪で約3万ユーロの罰金を宣告された。

この判決の根拠は、ETA、Grapo、Terra Lliure、さらにはアルカイダのテロリズムをネットワークとその手紙で称賛した事である。ハセルは2014年に懲役2年の刑を言い渡されたが、前科が無かった為、裁判所が保留にした。 2018年に、彼は同じ犯罪と君主制と治安部隊への新たな侮辱罪で再び裁判にかけられた。

ラッパー自身は逮捕される前に、いくつか激しいツイートをアップした。

当初、彼は実刑2年の判決を受けたが、公聴会は判決を9か月に短縮し、昨年6月に最高裁判所が5人の治安判事のうち3人の承認、（2人が反対）で批准した。

彼の訴訟の結果、ペドロ・アルモドバル（オスカー受賞監督）、ジョアン・マヌエル・セラ（カリスマ・シンガーソングライター）、ハビエル・バルデム（ハリウッド俳優）を含む200人以上の芸術家が、発言の自由を求めるマニフェストに署名した。

政府は昨夜、表現の自由の行使に関連する犯罪の見直しを提案し、芸術的、文化的、または知的活動の中での違反者が刑罰を受けないようにすることを報告した。

（ウィキペディア情報）

芸術的にパブロ・ハセルとして知られているパブロ・リヴァドゥラ・デュロ（本名）、レリダ（カタラン語リェイダ）出身、1988年誕生、はスペインのラッパーである。彼はアラビア文学の物語の登場人物に触発され、「ハセル」という名前だけを最近使っている。

彼はデモでスペインのヒップホップのアンダーグラウンドシーンでデビューした。また、いくつかの本や詩集の著者でもある。

2014年、彼は歌の歌詞により、テロリズム心を高揚させたとして2年の懲役を宣告された。22020年6月、彼は液体噴霧による攻撃で人を負傷させたとして6か月の懲役を宣告された。

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他の記事では；

記事２

スペインのラッパー、パブロ・ハセルは君主制と警察を批判した一連のツイートに対し実刑判決を受け、スペインで表現の自由について激しい議論を引き起こした。

歌手は実刑9か月のを言い渡され、金曜日まで自主的に出頭しなければならなかったが。月曜日に、差し迫った逮捕の噂に直面し、レリダ大学で数十人の活動家とバリケードをもうけて閉じこもった。

警察は火曜日の早朝に敷地内に入り、たいした抵抗にあう事なく彼を逮捕し、すぐに刑務所に連行した

この事件は、ペドロ・サンチェス首相の党、与党のPSOE（社会労働党）に不快感をもたらした。ペドロ・サンチェス首相は、この種の犯罪が懲役刑に処せられないように刑法を検討することを約束した。

2017年、ハセルは法廷で「フアンカルロス・ブルボン」の歌の作者であることを認め、スペインの君主制を批判した。この曲には、「フランコの相続人は、私たちの時間を略奪や娼婦に費やしているのか」、「貧しい人々は刑務所に行くが、クリスティーナ皇女は行かない」、「そのような悪党」、「フアンカルロス国王は、略奪するマフィアブルボン家のボスで、サウジアラビアとの汚い取引を沈黙させ、私を非難し、テロリストISISに武器を売る。」等の歌詞が含まれている　

ハセルのもう1つの物議を醸す曲は、「ブルボン王族に死をーDeath to the Bourbons」である。これは、「ジャーナリストのJaimePeñafiel（王家報道を専門にする記者）を殺したヤツの顔にタトゥーを入れる」というフレーズで始まる。

特にフランシスコ・フランコ（独裁者）の子孫と王室を批判するもので、ハセルはこの曲でブルボン王族を「コカイン中毒者が最も多い家族」と表現している。彼はまた、フアン・カルロス1世前王が「空を飛ぶ」ことを夢見ていると歌い「それはテロではなく、彼には天国が相応しいという事だ！」としている。

記事3

パブロ・ハセルとは誰だ？

本名がPablo Rivadulla Duróであるハセルは、極左の活動家に近い、スペインの独立派ラップの主要な代表者の1人である。

ビジネスマンの息子であるこのラッパーは、父親が地元のサッカークラブのリーダーだったカタルーニャ（北東）の故郷、レリダに住んでいる。

2014年、彼はテロを扇動したとして2年の刑を宣告されましたが、前科がなく、刑が2年を超えなかったため、投獄はなかった。

そして昨年6月、彼はジャーナリストに洗浄液をスプレーしたことでさらに6か月の懲役刑を言い渡された。

金曜日、自首期限が終わったとき、彼はスペインの左翼政府と現国王のフェリペ6世を攻撃する最後の曲を発表した。

「率直であると非難するフランコ（独裁者）の子供たち、俺が植える自由の種は成長するだろう。これを奪う事は誰にもできない。フェリペ6世さえも」と彼は歌った。

ハセルlのサポートはスペインで抗議を引き起こし逮捕が引き続く。
地方当局は、スペイン北東部でラッパーの投獄をめぐる激しい抗議行動の最中に、火曜日に約15人を拘留、30人以上が負傷したと報じた。

投獄されたラッパーのハーセルの出身地であり、抗議の中心地であるカタルーニャ州の警察のスポークスマンによると、デモで15人が逮捕され、警察との衝突につながった。

バルセロナでは、フードで顔をかくした活動家がゴミコンテナーを燃やし、警察に物を投げた。暴動は、火曜日の朝に逮捕されたハセルの故郷であるレリダなどの他都市でも繰り返された。

警察のスポークスウーマンによると、バルセロナの北70 kmにある自治体、ヴィックでは、抗議者が警察署を襲撃し、11人の警官を負傷させた。

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スペインの25才未満の失業率は40％超え。

2007年にリーマンブラザーズのショックで、世界中のバブルが崩壊し、その上、今回のコロナ危機で、若者は怒っている。

その上、ラップは「人を殺したくなる歌のNo.1」言われている。

独立運動が引き続き燻るカタルーニャ州出身の歌は、きっと、怒れる若者の魂を揺さぶるのであろう。

また、前国王は脱税、汚職の疑いを着たままアラブ首長国連邦のアブ・ダビに引き続き（亡命ではないが）住んでいる。

頼りになるべき中道右派の国民党（PP)は、党としての裏金、汚職容疑で首を垂れたまま、覇気がなく、今では、裏金で改装したと言われるマドリッドの本部の移動を、突然発表したところである。

党としての謝罪も、管理強化のコメントもなく、ただ、過去の上層部は今は一切党とは関係ないと言って、本部を引っ越しただけでは、
全く根本的解決にもイメージ改善にもなっていないと思う。全く残念である。

今の党首のパブロ・カサドには十分な指導力は無いと思われるので、早いところ、本当の実力者に代わって欲しいと個人的に思う。

これが中世だったら、革命が起こっても不思議ではない世相であろう。

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（国王フェリペ6世さえも、歌詞一部意訳）

「やあ暴君、アンタのお父さんだけではない、

共和党員を泣かせて、鼓膜を突き破れ。

俺は抑圧された者を愛し、抑圧的な統治を憎む、

暴力を防ぐより、他に何かもっと良い人生があるはずだ、

ローレックスを楽しむが良い、この時代の終わりは近い。

市民警官は俺が感じることを調べる

俺はコリンナ（前国王の前の愛人）のように言うつもりだ：ギロチン！

アンタの殺人政策、俺たちは戦う

テロを称賛するのはアンタだ。

恐怖で皆が同じ事を言わないようにしたいって、

正義は、レティシア（王女）のボトックスのように変貌している。

VOX（極右党）に投げる石のように、このラップは鳴る、

ジョアン・マネル・セラ（フランコ時代の反体制歌手）まで俺の自由を求めている。