金曜日のマドリッドの天気は晴れ時々曇り
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前フアンカルロス1世国王(現82歳)は、いろいろ問題多き人だが、庶民的性格でカリスマがある国王で、人望も厚かった。
市民戦争で第二共和政を倒したフランコ独裁将軍により指名されたという重い十字架を背にし、右派と左派の衝突、バスクやカタルーニャ独立運動のある中、スペインの近代化に尽力してきた。
個人的に好きな国王だった。
しかし、今は、スイスの隠し口座にサウジアラビアのメッカ新幹線受注のコミッションを預金し、その中から、何百万ユーロも愛人に送金したという、脱税、マネーロンダリング容疑を受けて、送検されるか判断を待っているところである。
既に先に次女のクリスティーナ皇女の婿も、別の脱税の罪で実刑判決を受け服役中。
この前国王の罪にどう対処するか、政府と第一野党PP(国民党)がネゴしていると思われる。
現政府は極左のポデモスと中道左派、社会労働党の連立政権である。
この前国王の罪の対処の方法により、現君主制も、まじ「ヤバイ」事になりかねないと、個人的に思う今日この頃である。
ある新聞記事によれば、現在、国王の保釈金についてトップで打ち合わせているとの事。
鉄砲事故で亡くなった弟と。
若き日の一枚
問題のフランコ将軍の後継者としての一枚。
ギリシア王室の血を引くソフィア前王女との結婚式(24歳)での1枚
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スペイン第一共和政(西: Primera República Española)は、1873年に国王アマデオ1世が退位した後、翌1874年に王政復古するまで続いたスペイン史上初の短命な共和政体。公式国名はスペイン共和国(República Española)。
スペイン第二共和政(西: Segunda República Española)は、1931年に国王アルフォンソ13世が退位した後、1939年にフランシスコ・フランコが独裁体制を固めるまで続いたスペインの共和政体。公式国名はスペイン共和国。
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