優鬼子 | 速報いくのふ☆

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「優鬼子」

忘れちゃうのだね、自分のしたことは
やられたわたしは心の奥にしまっていて、
忘れたつもりで人にも言わないでいて、
いじわるされると握りしめたその秘密がムクムクと手の中で大きくなる
そして、今だ!と、思い切り投げつけてやろうかと思う
わたしはずっと持っていて、
相手はあんなひどいことしたこと忘れていて、
どの口がそんなこと言えるの??というような信じられないことをペラペラと言っている。。
胸がドキドキしてる…
爆発しそうになる…
まるでずっと仕返しの機会を待っていたのか…
ならば今チャンスだ…やれ!
握りしめたそれはどんどん大きく固く育って、
今投げたら、投げつけたら頭が割れてしまうかもしれないくらいに。。

ずっと持っていたのはわたしだった
わたしだけだった

どこに投げたらいいの?
今更、どこに捨てたらいいの?
自分で砕いたらいいの?
あのとき投げたらよかったんだよ。
あのときぶつけたらよかったの。
自分で自分を鬼にしてしまったの。

大きく固くなったそれを二つ、三つ、
まだある、、四つ、、並べて、
ただ呆然とするばかり。。

ただ呆然と…

抱きしめて

泣いて

泣いて

ひとつにかわいい顔描いて

ひとつに泣きべそ顔描いて

ひとつにおこりんぼ顔描いて

ひとつにニコニコ顔描いて

笑った…

そして四つを抱きしめて

子供みたいに

泣いた…

この四つを

わたしは捨てない

捨てないよ

投げないよ

磨くよ

ピカピカにして

二つはにっこりお地蔵さんにしようか

道行く人がホッとするような

まぁるい ちょっとまぬけた

二つは漬け物石の代わりにしようか

きっと美味しい漬け物になるよ

食べた人が元気になるような

ホッとするような

そんな味になるよ