女もおだてりゃ木にのぼる。
わたしは褒められて伸びるタイプです。
さぁ、どんどん褒めてください。
と言うわりには褒められるとその後だいたい失敗したりスランプになる傾向がある。
いやしくさもしい性格なんだな…。
褒められたらその途端に意識しちゃって、
かっこつけちゃって、
だいたいこける。
褒めるのも褒められるのも難しい。
でも貶されるよりはいいか。
見方を変えれば、
褒められるのも貶されるのも同じことなのかもしれない。
自分の中の小さな過渡期というタイミングに褒められたり貶されたりが入ってくるだろうか。
先だって兄と連絡を取り合っていた。
用件の末尾に、
『郁乃のブログいいねぇ。センスある。ほっこりするわ。文才ある。』
と付け加えてくれていた。
な~にを今更言ってるんだか、
気づくのが遅いと毒づいてみたものの、
心は躍り出したくなるほどにうれしかった。
兄と言えば子供の頃から読書量が半端でなく、
高校生の頃には、
一日に二冊文庫本を読んでいたこともある。
文才と言えばわたしより兄なのだ。
わたしと言えば滅多に本など読まずに、
猛烈に外で遊んで育った。
お兄ちゃんて生まれたときからずーっとお兄ちゃんで、
わたしは妹で、
可愛がられ、叱られ、見守られてきた。
わたしのすることは兄からすると危なげで抜けていて、
何も言わないではいられない様子で
なかなか認めてなど貰えたことがない。
わたしはいつだって一生懸命お兄ちゃんやお兄ちゃんたちの背中を追いかけていた。
追いかけきれずに迷子になったこともあるけど、
泣くと“もうついてくんな”って言われるから泣かずにがんばっていた。
いつもいつも置いていかれないように、
必死に真っ直ぐについていった。
なかなか褒めてなどくれない人に褒められ、
天にものぼる思いで、
とてもプレッシャーで案の定筆が止まりました。
過渡期でしょうか…。
このさもしい性格をなんとかしたいです…。
褒められたらまた一から歩きだします。
黙って掃除でもします(^-^;
おやすみなさい☆
イクノフ