お友達にオススメされた本です。
なかなか、人気の本は読めませんが、人気がでるには理由がありますね。
やはり、面白い
こちらは、シングルマザーで小学生の娘をもつミユキさんが、スリランカの年下の男性と、災害ボランティアで出会い、恋をして、結婚する、
お話です。
これだけのシンプルな、お話なんです。
でも、スリランカ人ということでややこしくなります。
入国管理局、残留資格、不法残留、難民申請、
日本人には聞き慣れないワードがでてきて、無知は罪だな、としみじみと思いました。
入管がいかに厳しくて酷いことをするのか。
ネットのニュースで見たことがありますが、やはり余所事になっていました。
収容されるところは、まるで刑務所みたい、、、。
この本で知ったこと。
親がオーバーだステイだと、日本で産まれても、非正規滞在者になってしまうそうです。
赤ちゃんは収容できないから、仮放免。
産まれてから17歳までずーっと仮放免。
子供には教育を受ける権利があるから、学校に通える。
県外に出るときは申請が必要。
申請が許可されるとは、限らない。
18歳をすぎるとどうなるか、わからない。
本文でも、なにも悪いことはしてないのに、おかしいと言っています。
確かに、難民や外国人が増えると治安が不安だったり、他にも問題はおきるのかもしれません。
だけど、日本は厳しすぎるのだと感じます。
読了後は、様々な思いが巡りました。
よろしければ、ご一読くださいませ。
今年、
第56回吉川英治文学賞を受賞
しました。
入管についての問題提起があり、非常に関心が高いです。
https://fujinkoron.jp/articles/-/5390?display=full
合わせてお読みください。