これまで人間の進化、民族の衰退、を読んできて、
今回は『熱源』、アイヌ民族のお話です。
文明の発展と引き換えに、人間はいかに多くのものを失ったのか。
優勢、劣勢のランク付なんてただの口実にすぎなくて。
なんで人間(動物)は 、ランク付するのか。
存在価値を確認するため?
安心するため?
よりよくなりたいと思うから?
こちらの本は、明治から第二次世界大戦の敗戦までのお話です。
ロシア、ポーランド、リトアニア、アイヌ、日本。
名前も時代も、交錯してすぐには読めなかった分、章が変わる度に考えることができました。
時代のうねりに流されて、自分を見失わないように。
産まれてきたら、生きていかなくてはならない。
熱源とは、人の命の熱さでした。
人類の進化、文明の発展が怖いです。
こぼれ落ちた人は、どうなるんだろう。
濁流に飲み込まれてしまわないように、考え続けること。
いろいろな想いが巡ってきました。
よろしければ、ご一読ください。