職場の方と、
タイムスリップものって好きなんですよね、
と話していたら、
オススメの本がありますよ、
とのことで、貸してもらいました。
高校の時の国語の先生が、授業中に面白いと話されていて、購入したそうです。
初版が1983年。
江戸川乱歩賞受賞。
著者の井沢元彦さんは、
「逆説の日本史」
が有名ですね。
読み始めると、
万葉集、万葉仮名、柿本人麻呂、三十六歌仙、
藤原一族、持統天皇、暗号、謎解き、
‥難しい
里中満智子さんの『天上の虹』は好きで全巻読みました。
おかげで、持統天皇の辺りは下地ができていますが。
(学習漫画としてもオススメです!)
万葉集、暗号、
正直、苦手です
主人公が、折口信夫の意識にタイムスリップして、柿本人麻呂の謎をとく、というストーリーになっています。
ミステリーとしては良くできていて、面白く読めました。
伏線の回収も見事ですし、後半の煽りかたもドキドキして楽しめました。
タイムスリップものとしては、物足りなさもありますが、今の感覚だからかな。
タイムスリップの硬派昭和版としては、逆に新鮮に感じるかも。
よろしければ、ご一読くださいませ。