サラリーマンFPがこんな世の中でも楽しい人生を歩むために考えていること -3ページ目

直感は大事。

将棋の羽生名人も「直感力」という本を出す位

大事な要素であると思います。

 

一方

人は一般に

何らかの事象があった場合に

自分の脳の過去のデータベースから似たような事例を引っ張り出してきて

無意識に何らかの先入観を持って判断しています。

油断すると

自分の思い通りのものしか見ないし聞かないようにできています。

それは人間に備わっている仕様だし

それをうまく使えば脳はその機能を最小限のエネルギーで、

ほぼほぼ正しい選択ができて、ショートカット出来るけど

自分の見たいものしか見ないことになります。

 

だから、錯視や錯覚、錯聴みたいなことが起こります。

 

たとえば

何か文中で『ありがうと』みたいに書いてあったとしても

「あー『ありがとう』ね」などと通じたりするのです。

 

でもそれが強すぎると

前例踏襲で思考停止したり、大事な変化のトレンドを見逃したり

詐欺的なものに引っかかったりするように思います。

 

「直感」も大事だけれど、「先入観を捨てる」ことも必要です。

 

そこで

まず直感で答えを出す。

というより、答えが出てしまう。

だけど

それを疑って

他の選択肢を浮かべ尽くして

問題ないか検証する。

もちろん、思い浮かべた選択肢は

「自分が見たいものしか見ない」バイアスがかかっているところがありますが

そこを意識して

先入観を捨ててフラットな状態になって

考え尽くす。

意識的に見たくないものが何かを探りながらやる。

ここまでやっても自分が見たくないものが出て来なければ

そこが今の自分の実力なのでしょうがない。

 

そのプロセスを経た答えをファイナルアンサーとする

とすると

まず先入観や直感からワンクッションかませた感じになるので

少しは良くなるのではないかと思います。

 

おそらく

このプロセスを踏んでも

直感的に思ったことが採用される可能性は高いと思います。

何度もやると

「自分の直感は、最大限の検証をしても毎回正しいから」となり

自分の直感の正当性を強固にし

「自分が自然に思った(直感)とおりにすればいいんだ」

となるかもしれません。

でも、検証をしたほうがいい。

そうしないと歳を取るにつれ、

より自分の経験が増えて、

自分が見たいものばかり見るようになり、自分の世界が狭まるから。

そして

頑固になるから。

 

成功者でも、晩節を汚す人がいます。

その人の顔を思い浮かべて、先入観を捨ててみようかと思います。

 

自分の思考の枠を広げるためにも。

 

今回も最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。

何か少しでもプラスになるようなものを見出していただければ幸いです。

今後とも宜しくお願いいたします。