愛しい日
嬉しい日
切ない日

3月は気持ちの動く日が
連続でやってきて
風に舞う花弁の様に
ふわふわとゆられていたら
残りあと僅か

この間に
ブログは丸8年を過ぎて
9年目に突入

この気まぐれに
お付き合いくださる
心の広い皆さま
ありがとうございます










今日は何でもない普通の日
ひと駅分を歩いた

この道は
猫のフーちゃんと
鳩のはーちゃんに出逢った
大切な道






猫のフーちゃんは
道路で車に轢かれて亡くなっていた子
私を見つけてホッとした顔をした

ずっと車が隣を走っているのに
動けなくて困っていた

カラダはもう死んでしまっていたから
動けなかったけれど
ココロは生きていてそして困っていた

赤信号を待って車道に入り
ヘッドライトに照らされながら
フーちゃんを抱き上げ
家まで帰った

この時は
私がブルー玉とチャチャ玉を
連れて歩いていたから
猫2匹も連れてるから
このひとだって思って
フーちゃんは私を呼んだのだって
あとでそう教えてくれた






鳩のはーちゃんは
急ぎ足で歩いていた日
横断歩道のところで
首の先だけの姿で
コロンと転がりながら待っていた子

何歩か通り過ぎてから戻り
すくいあげ
いちばん近くの土へと

この日このあと
病院で見つかった私の首の腫瘍
後日それは良性と診断され

さらに後日
鳩がお使いの八幡宮で
鳩の形の雲と再会
はーちゃんは弔いのお返しに
私を護ってくれたのだと
そう思っている







フーちゃんと
はーちゃん
今でもそこを通る時
必ず話しかける



神様のお庭にいても
お空を翔んでいても
生まれ変わっていても
あの日のまま此処にいても
フーちゃんが幸せでありますように
はーちゃんが幸せでありますように



出逢った日の姿を思い出し
今日の幸せを祈る




あの子たち
聞いているかな












みんなだれかを

想ったり 想われたり
護ったり 護られたり








それぞれの春に幸運を












ami