先日、わしの通うてる道場で新初段が誕生した。
新初段いうても、御年70ウン歳や。
黒帯とるのに、5年ほどやったかな。
わしも、その人とよう稽古する。
大昔に柔道してたことがあるいうことらしいけどな。
もう、体が硬いし、体力は衰えとる。
その年で、よう頑張ったで。
わしやったら、もう杖ついとるかもしれん。(杖道の杖やない、ステッキの方や)
初段としての技の出来栄えはともかく、黒帯と袴は精進に対するご褒美や。
若手の有段者の、孫かひ孫みたいな人に、袴の付け方、教えてもらいよった。
傍らでほほえましい思うて、わしも眺めとった。
そしたら、こんな会話が聞こえてきた。
「晴れて袴はけて、これで、冥土へのええ土産ができました」やて。
泣かせるなあ。
わしを含めて、合気道のシルバー人口ふえてきよる。
こんな合気道のあり方があっても、おおいにけっこう。