集大成 其の二 | guchiのブログ

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思い付いた事を書いていきます♪(´ε` )

第94回全国高校サッカー選手権 愛知決勝
中京大中京高校vs岡崎城西
2-1

前半、中京大中京は左、岡崎城西は右に偏重した攻防。両チーム共にサイドバック裏のスペースを突き、ゴール前へといった場面が見られました。
お互いの強みであり弱みでもありました。
逆サイドはボールを預け、攻撃を仕掛けるといった形。
片一方のサイドバックが上がれば、もう一方は残りディフェンスラインを形成するという“つるべの動き”
岡崎城西から見て左サイドは、中京大中京よりも分がありました。

中京大中京の石川将暉(トップ下) 選手がケアをする為、右サイドにポジションを変える。
彼は、守備では危険な所の察知能力。攻撃では、ボール運びからDF前のスペースにポジションを取る。そしてタッチ数少なく味方選手を使ったり前線へ飛び出す動きを繰り返していました。

そのプレーが繋がったのは後半。

今度は、中京大中京が右サイド、岡崎城西が左サイドと偏重する形に。
前半終わりに中京大中京は右サイドバックを守備に定評ある選手に変えていました。
それによって拮抗した状態に。
逆サイドは隙があれば突くといった形。
先制点は中京大中京。攻撃の流れから一旦は相手にボールが渡った所を諦めず詰める。相手クリアミスを誘い味方がボールを拾い得点に結び付けます。

攻撃は繋ぎを基本とした中京大中京に対し、岡崎城西はボールを奪えば素早く前線に運ぶという形に見えました。

正に同点の場面で顕著に現われます。

中京大中京は攻撃で前掛かりに。そこをディフェンス裏の広大なスペース(やや右寄り)でボール受けた岡崎城西の選手が相手ゴールライン深くまで持ち込みます。

この場面では、中京大中京のセンターバックがイエローカードを一枚貰っていた事。そしてペナルティーエリアでの対応を余儀無くされた結果、チェックに甘さが出てしまいます。
そこで中京大中京の選手がボールウォッチャーになり掛かります。

岡崎城西は、走り込んできた選手に折り返す様にパスを渡しゴールに流し込みました。

お互い死力を尽くし、両チームの選手が足をつる場面が見られ始めた後半終了間際に決勝点が生まれます。

中京大中京の左コーナーキックから。
ニアサイドで中京大中京の選手に釣られる様に岡崎城西が空けた中央にポジションを取った 石川将暉 選手。来たボールを頭で合わせゴールに運びました。
彼の運動量を惜しみなく使い、足をつりながらもプレーした気持ち。
そして、岡崎城西の方もクリアする一心だった結果、生まれた得点の様に感じました。

追記
試合の見方によって色々な楽しみが出来ると思うので、興味を持たれたら自分なりに楽しんで頂ければ幸いです(^-^)/