『やらない仕組み』で 暮らしはもっと軽くなる~整理収納で家事を手放し 楽して楽しむ暮らしへ~
片づけで笑顔を広げる
整理収納アドバイザー
羽鳥 花音
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前回は
私が30年以上続けている
「家計簿」のお話をしました
家計簿は
お金を管理するためだけではなく
「私たちは
どんな暮らしをしたいのか」
を考えるための
暮らしの羅針盤
になっていました
今日は
その家計簿と同じくらい
長く私の暮らしを支えてくれている
「手帳」
のお話です
手帳は「予定を書くもの」だと思っていました
私が手帳を使い始めたのは
仕事の予定を管理するためでした
でも
妊娠すると定期的な検診の予定が増え
「仕事に影響が出ないように
予定をきちんと把握しなくちゃ」
と 予定の抜けがないように
細かく書き込むようになりました
子どもが生まれると
検診
予防接種
そして
家事のことも記入するようになり
これが
家事計画表の出発点になりました
家族が増え
子どもが小学校に上がるようになると
仕事の予定
家族の予定
学校行事
病院の予定
手帳に書くことが
どんどん増えていき
いつの間にか
手放せない相棒になっていました
そして
「忘れないように
その日にやることも書いておこう」
と ToDoも書くようになりました
さらに
習慣化したいことも
書き込むようになり
手帳の使い方を更新するたびに
私自身の気持ちも
整理できるようになっていきました

「やりたいこと」も手帳に書くようになった
やがて私は
「これだけ私のことを知っているなら
全部この手帳に打ち明けてしまおう」
と思うようになりました
毎日
予定をこなす
やることをチェックする
確かに手帳は
その役目を十分に果たしてくれていました
でも
そこに少しずつ
「こんな暮らしがしたい」
「こんなことをやってみたい」
「こんな場所に行きたい」
「こんな人になりたい」
そんな
見たい未来も書くようになりました
予定を手帳に書いておけば
その予定に向かって動ける
だったら
「なりたい私」も 持ち歩いてみよう
そう思ったんです
手帳を開くたびに
ちょっとワクワクしました
キャリアプラン
住まいの計画
ウィッシュリスト
尊敬する人
心に響いた言葉
習慣にしたいこと
気づけば手帳の中に
「私の夢」
が少しずつ集まり始めました
また
日々の中で出会う素敵な言葉も
「忘れたくない」
と思って
手帳に書き留めるようになりました
手帳は「予定表」から「私の人生の設計図」へ
そうすると
手帳を見る時間が
さまざまな気づきをくれるように
変わっていきました
以前は
「次の予定は何だっけ?」
と確認するための手帳
それがいつしか
忙しさの中で
見失いそうになる自分に
「私は
こういう人になりたいんだったよね」
「これを大切にしたいから
今これをやっているんだった」
そんなふうに
自分自身に問いかける時間に
なっていったんです
そして
新しい手帳を迎えるたびに
前の手帳を振り返ります
「これは叶った」
「これはまだやりたい」
「今はもう違うかな」
「これをひと工夫してみよう」
「来年はこんな年にしていこう」
そんなふうに
見返す時間も楽しいものでした
手帳の使い方も
一年の過ごし方も
毎年少しだけ見直す
私はいつしか
この手帳を
「私の夢叶手帳」
と呼ぶようになりました
書くことで「やりたいこと」が現実に近づいていく
頭の中だけで考えていると
「やりたいな」
「いつかできたらいいな」
で終わってしまうこともあります
でも
手帳に書くと
「いつか」が少しずつ
具体的になっていきます
いつやる?
何から始める?
そのために
何を準備する?
そうやって書いていくと
夢だったことが
予定になり
予定だったことが
行動になっていく
私は
そんな経験を何度もしてきました
手帳が「優秀な秘書」になった
そして今では
私にとって手帳は
ただのスケジュール帳ではありません
私のことをよく理解する
優秀な秘書のような存在です
「今日の予定はこれですよ」
「そろそろこれをやったほうがいいですよ」
「この予定を入れたらちょっと忙しくなりすぎますね」
「前にやりたいと言っていたことまだできていませんね
どうしますか?」
そんなふうに
自分自身に問いかけてくれます
できないことが増えたときに気づいたこと
腰痛でできないことが増えた時期があります
それまでなら
「やらなきゃ」
と思っていたことをこなせた
でも 最低限のことだけで
一日が終わってしまう
予定を詰め込むことで
満足感や達成感を得ていた私にとって
「できないことが増えていく」
というのは
最初は苦しいことでした
でも
手帳を見返しているうちに
何をしないか
何を後回しにするか
何を仕組みにするか
そんなことを
考えるようになりました
そして
「これ以上予定を詰め込むと
いつもやりきれなくて
睡眠不足になっている」
「だから途中で
体力がもたなくなっているんだ」
そんなふうに
自分の体力や気力の
ペース配分を見える化するよう
意識しはじめました
やりたいことを大切にするためには
「やることを増やす」
のではなく
「やらなくていいことを減らす」ことも大切
手帳はそんなことにも気づかせてくれました
家計簿と手帳があれば 暮らしはうまく回ると思っていた
今振り返ると
私は家計簿と手帳を使って
「自分なりに
暮らしをちゃんと整えられている」
と思っていたんだと思います
お金の流れは
家計簿で見える
予定や時間の使い方は
手帳で見える
やりたいことも書いてある
「もうこれで大丈夫」
と思っていたんです
この頃の私はまだ
整理収納とは出会っていませんでした
だから
整理収納が
「暮らしの土台を整えるもの」
だということも
まだ知りませんでした
そんな私に
大きな転機が訪れます
それが
両親の同時看護でした
次回は「やらない仕組み」のお話です
家計簿
手帳
私がこれまで
暮らしを整えるために
やってきたことをお話ししてきました
そして第4話では
片づけから私がたどり着いた
「やらない仕組み」
についてお話しします
どうしたら
頑張らなくても家事が回るのか
どうしたら
「やらなきゃ」を減らせるのか
そして
「片づけること」と
「やらないこと」が
どうつながっているのか
私自身の暮らしの中で
見つけてきた答えを
次回
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