プーチンとゼレンスキー、両人とも大統領だ。そして、名前の、ウラジーミル(ロシア語)とウォロディミル(ウクライナ語)は同じ意味で、「世界征服」らしい(※)。さて、ロシア革命と言えばレーニンだが、レーニンはペンネームで、本名は「ウラジーミル・ウリヤノフ」だという。20世紀を騒がせたレーニンについて、拙著で以下のように書いた。
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「産業革命の後、資本主義の発展は様々な社会問題を生みました。〝救済策〟として登場したのが、社会主義や共産主義です。1917年にレーニンがロシア革命を起こし、コミンテルン(国際共産党)を結成して世界革命を目指しました。
そして、1929年の世界恐慌が、その〝追い風〟になりました。大不況で失業率が増大し、日本では5.15事件や2.26事件が起き、ドイツではナチス(国家社会主義)が台頭しました」
(『国よ何処へ‐平成の日本語学校物語‐』第10 章‐2)
全3回の講演が終わり、会場からの質問に教授が答えた。
「すみません、〝敗戦革命〟というのは、どんな革命なんでしょうか」
「それは、資本主義国どうしを対立させ、敗けたほうの国に革命を起こして共産主義政権を樹立しようというものです。レーニンやスターリンの世界戦略でした」
(同書 第10章‐3)
※ 松尾貴史のちょっと違和感:ちまたで気になる言葉 「アボガド」「ギブス」「ふいんき」… | 毎日新聞 (mainichi.jp)
関連リンク: ウラジーミル・レーニン - Wikipedia
関連Youtube: レーニン - Google 検索