今月、ドイツのショルツ首相が、外国出身の凶悪犯罪者を国外追放すると表明したらしい(読売オンライン:6/7)。ドイツは、これまで、EUで最も多く移民・難民を受け入れてきた。メルケル政権の2015年以降、100万人以上のシリア難民が押し寄せ、その後は、中東やウクライナからも入ってきた。

 同国は、国内に難民不認定者が約19万人いて、外国人の凶悪事件が頻発しているという。2015年には1,000人規模のアラブ人・北アフリカ人による集団暴行・強盗事件が、16年にはチュニジア人の繁華街へのトラック突入事件(約60人死傷)が起きた。

  そうした経緯から、同国でも、右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が急速に躍進している。移民や難民の受け入れは、ドイツでも、当初は、少子化による労働力不足と人道上の理由だったようだ。 

 

 参考リンク:

ドイツが移民政策で強硬姿勢、凶悪犯罪を起こしたら国外退去措置を強化…ショルツ首相表明 : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)

ドイツを悩ます難民積極受け入れのジレンマ 欧州では「反移民の風」が強まっている | ヨーロッパ | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net)