更年期と闘う専業主婦です。
家事や収納、オススメ商品など
日々の生活の色々をつぶやいています。
私が経験した毒親との絶縁までのお話も書いていきます。 このお話は20代半ば頃の話です。
前回のお話
私の長期出張先へ旅行に来たチーママのアイさんが
海の見えるバルコニーで自宅から持ってきたというハーブティーを淹れてくれました。
お花の香りとシトラス系の香りが混ざったような優しい初めての味でした。
そのお茶を飲みながら仕事の悩みを聞いてもらっていると
「まるちゃんは指導には向いてないよね」と
ズバっと言われてしまい、また更にショックを受けたのでした
「別に凹ませようとして言ってるんじゃなくてね、分かりやすく言うとさ
私はママには向いてないって言うのと同じような感じの事なのよ」
「どういう事ですか?アイさんなら直ぐにでもママになれそうですよ?」
「うーん、そりゃね、私だってこの世界で食べて行くんだって決めた時にはいつかは自分のお店が持ちたいって思ってたんだけれどね」
「はい」
「私とママとの決定的な違いって何だと思う?」
「えーっと、アイさんはしっかりしていて、ママはちょっと・・・天然?」
「あはは!そうそう、でもねママはただの天然じゃないのよ」
「え?特別な天然?」
「やだもう!笑わせないでよ」
アイさんは前かがみになってヒーヒー笑いながら
「でもまぁ、そんなとこかな。ママは天然だけど、実は凄い芯は強いの。私なんかよりよっぽどね。芯って言うか信念って言った方が合ってるかもしれない」
ママはチーママより年下です。
ちゃんとした年齢を知らなくて
「ママっておいくつなんですか?」と聞くと
「怒られるからハッキリは言わない。私とまるちゃんの間くらいだよ」
と言う事は、私とアイさんが12歳離れてるので
ママは30代前半と言う事になります。
それくらい歳が離れていても一目置いているという事なのでしょう。
「本当に細かい事を気にしない人でしょ?それがママの素質とも言えるよね、もし私がママになったら、きっと女の子達は私の視線ばっかり気にしてお客様に集中できないんじゃないかな」
なるほど、確かにお店で見ていると
色んな所に気を配って常にすべてのお席に目を見張らせている感じがする
チーママに「ちょっと怖い」って印象を持ってる子が多いのは否めない。
「でね、まるちゃんもどっちかって言うと私タイプなんだよ」
「え?私そんなにシッカリしてないです」
「ううん、細かいところに気が付いてしまう所がね。そして相手がすぐに動いてくれなかったりするとモヤっとするでしょ?」
あ・・・また見抜かれてる、とびっくりしたのでした
お茶しか飲んでいないシラフのアイさんはいつもより更に手強いです。
つづく
\あの頃はハーブティーなんて馴染が無かったけれど美味しかったな/