
お仕事で、成年後見をしてます。
白チョコ坊が成年後見業務に詳しくて
自信満々かと言えば
そんなこと全くなくて
日々勉強が必要なことを痛感させられます。
あと、本当に勉強というか、
現実を知らされるなぁと思うのは、
各家庭には、本当に色々な事情を抱えていらっしゃる場合が少なくなくて、
結婚して、子供を授かって
子供が順調に育って
その子供が結婚して、孫が生まれて
なんて、
普通に学校に通っていて
大人になったら、
なんてイメージを持ってましたが、
それが、たとえば事故だとか、病気、障害
ちょっとした感情のこじれや
会社環境があわなかったりとか
縁にめぐまれやかったりとか、
人生って本当に難しくて
自分がこの世に命を授かって
当たり前にここまで育ててもらえたのは
本当は当たり前じゃなくて
すごく幸運なことで
世の中には
色んな難しい難題を抱えていらっしゃる方々が
少なくないことがわかりました。
特に、最近多いなぁと感じるのは
結婚の機会などがなく
養子もいなくて
相続を迎える方々や
子供に恵まれながら
子供や親族と絶縁、音信不通で相続を迎える方々が
いらっしゃって、
その終末期に頼る縁がなく
行政のケアマネージャーや
われわれ成年後見人、
入居施設が強力して
本人を支援させていただく必要
支援を待っている方々が
たくさんいらっしゃることです。
法の整備がまだ追い付いていなくて
色んなことで
どうしよう、どうしよう、と
しょっちゅうなります。
こないだ
2年間後見させていただいた方が
いよいよ終末期を迎えました。
家族はいらっしゃるのですが、
認知症だったり、音信不通だったり、
病を抱えていらっしゃったり
経済的に困窮されていたりで、
事実上、親族だけでは満足にこなせない状況で
今後の延命治療を行うかの決断とか
亡くなったあとの葬儀をどうするか
死亡届と火葬許可をどうするのか
などなど、行っていかなければなりません。
本来は本人、推定相続人、親族が決めていかなければならないのですが
それができない場合
では、どうするのか、
できませんでは、すますことができず
誰かがやらなければいけないのが
現実問題として突きつけられます。
親族と可能な限り確認し
家庭裁判所、市役所、施設と相談のうえ、
お見送りのお手伝いをさせていただきました。
葬儀会社さんが成年後見人が関与しているケースを行った経験があったため、
色々アドバイスいただけてとても助かりました。
未明に息を引き取られ、
朝6時に連絡いただき
施設に訪問しお医者様から死亡診断書をいただき
必要な手続きをお手伝いしました。
施設から火葬場へ
お送りする際に
事務的に運ぶだけになるところ、
今後のお見送りについて相談し
お世話になった施設長さんが
とてもよいことを言われました。
施設として、
たくさんの高齢者をお預かりしており、
今現在も、他の多くの方々の介助、介護をさせていただいています。
介護、介助させていただいているスタッフの方々がいる中で、
今回、入居者で亡くなられた方がいて
亡くなられたあとは
はい、さよなら、と
それだけで終わらせてしまうことは
今、働いている方々にとって
良いことだとは思えない。
それって、とても大事なことだと思う。
施設として、お世話させていただいた以上は
きちんと最後のお別れ会を開いて
みんなで送りたい。
そのようにご提案いただき、
最後は、施設のみなさん
また、生前はあまり積極的な関与を期待できなかった親族の方々もお越しいただき
お見送りを行うことができました。
正直、口にはあまり出されませんでしたが、
個性が強い方だったので、
生前、施設には色々とご迷惑をおかけしたようなことを耳にはしましたが、
女性スタッフさんなんかは涙を流していただいていました。
最後はしあわせな形でお見送りをしていただき、良かったと思いました。
ただ、これはどちらかといえば
かなり幸せな方で
亡くなった方の親族がお世話になっている
別の施設のスタッフさんが
顔を曇らせて嘆かれていましたが、
施設で終末期を迎え、
またお亡くなりになられる方が
だんだん増えてきていて
かなり頭を悩ませられるようです。
親族がいても、
終末期の医療? そちらで好きにして下さい。
遺骨? そちらで処分して下さい。
と、ケンモホロロで
全く支援いただけないケースもあり
大変残念な気持ちになるそうです。