イタイイタイ病発生 ! 中国の米10%がカドミウム汚染!? | 話題のニュース

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日本に住んでいる人達は、中国国内で売られている食材には、何か身体に悪いものが入っているのではと、まずは疑ってみる習慣が有りますが(私だけかな?)、現実に中国で有害なカドミウム入りの米が流通しているらしいですね。

ある調査によると、中国国内で販売されている米の10%には、基準値以上のカドミウムが含有されているという。
カドミウムが多量に含まれている米を食べ続けることで、骨の病気が起こる可能性が高い。
しかし、専門家が心配するのは、政府や医療機関がこの病気の根本原因を把握していないことや、何よりも、中国には重金属に汚染された土壌での栽培基準がなく、汚染が深刻な土壌でも稲が当然のごとく育てられているという事実だと、財新網などが報じている。

84歳になる李老人が、小さな袋に入った米を見せてくれた。
純白で艶があり、ふっくらした米粒だ。
一見した限りでは、異常があるとは全く思えない。
しかし、成分検査の結果、基準値をはるかに超えたカドミウムが検出された。
地元の人々は、このような米を「カドミウム米」と呼んでいる。

李老人は、自分の奇病と米との間に関係があるのではと疑いを持った。老人は体こそ丈夫だが、この20年間は、歩くことがひどく苦痛だった。100メートルも進まないうちに、脚とすねに耐えがたい痛みが襲った。

医者は明確な診断を下せなかったが、老人が住む広西チワン族自治区桂林市陽朔県興坪鎮思的村には、彼と同じような症状を患う老人が10人以上いた。
そこで老人は、自ら「軟脚病」と病名をつけた。

医学書によると、カドミウムが長年にわたり人体に入り続けると、骨の痛みが引き起こされる。
日本では、1960年代に富山県で精錬所が流した排水が原因で多発、「イタイイタイ病」と命名された。
「イタイイタイ病」の症状と李老人の言う「軟脚病」の症状は酷似している。
多くの学者も、思的村村民の症状は、「イタイイタイ病」の初期症状であると指摘した。

このような症状が発生しているのは、思的村だけはない。
国内各地の住民が、カドミウム汚染による症状を訴えている。

農業部門によるここ数年のサンプリング調査のほか、専門家の研究によって、中国の米の約10%には、基準値を超えるカドミウムが含まれることが明らかになった。
米消費量が世界一の中国にとって、この事実は極めて深刻な問題となっている。

中国から日本向けに輸出される野菜などは、日本の税関が厳しくチェックする為、水際で殆ど止められる事になるが、その事実を知っている中国人が、何故自分たちが食べる食材に対し、輸出向けと同じ基準で栽培する事を考えないのか、不思議な国民性ですね。