今回は前回の続きで生命保険のメリットとデメリットについてお伝えします。

 

 

まずはメリットについて

 

 

【メリット】

 

①万一の保障ができる


加入年齢にもよりますが、支払う保険料より大きな額の保険金を設定できるので、万一のときでも遺族が何十年も生活できるだけの生活費を確保することが可能です。

 

 


②相続税対策ができる

 

相続税の非課税枠(500万円×法定相続人の数)を利用することで相続税対策ができ、保険金の受取人を指定することで遺したい人に確実に遺すことができます。

➡相続開始時、金融機関ごとに預貯金債権の額の3分の1に法定相続分を乗じた額を150万円を上限としてまでしか払い出すことができないが、生命保険の受取保険金はその縛りがありません。

 

 

 

③所得税・住民税を軽減できる


生命保険料を払うことで、保険料の一定額を所得から控除できる「生命保険料控除」が所得税と住民税にあり、課税される所得を減らす(節税する)ことができます。また、被保険者本人が受け取る給付金は非課税で、満期金や解約返戻金等は課税上有利な一時所得扱いになる場合もあります。

 

 

 

続いてデメリットについて

 

【デメリット】

 

①インフレのリスクがある


加入時に決めた保険金額は、基本的にいつ支払事由が発生しても変わりません。その間、インフレやデフレにより貨幣価値が変わっていけば、保障に過不足が生じることも考えられます。必要に応じて契約内容を見直したり、保険金額等が変動する保険を選んだりすることで対応することは可能です。

 

 

 

②保険料がかかる


生命保険に加入すれば安心できる保障を手に入れることができますが、保険契約で定めた保険料を払わなければなりません。デメリットということでもないでしょうが、加入することで必要になるコストです。

 

 

 

③すぐに解約すると損をする(貯蓄性の商品の場合)

 

貯蓄性の高い保険でも仕組み上、契約から短期間で解約したときは、受け取れる解約返戻金が払い込んだ保険料を下回る場合があります。損をしないためには計画的に加入することが大事です。

 

 

以上が生命保険のメリットとデメリットです。

 

 

保険については、仕組みを理解し自分に合った商品を選ぶことが大切です。

今の保険は本当に自分の不安を解消しているか、「勧められたから入った」ようなものではないか今一度見直しをしてみてはいかがでしょう?

 

 

 

次回は生命保険選びのポイントについてまとめる予定です。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。