5月に入ってからのG1は、NHKマイルCのアスコリピチェーノ、ヴィクトリアマイルのマスクトディーヴァ、オークスのステレンボッシュと、3週続けて1番人気が直線もしくは4角で前が詰まる不利を受け、負けている。

ステレンボッシュに至っては道中落鉄もしていたようだ。

広い東京で3週連続人気馬が不利を受けるとは思わなかったが、これも競馬だ。

 

さて今週のダービーだが、ジャスティンミラノとレガレイラ抜けた人気になっているが、オッズほどの実力差はなく、どの馬にもチャンスがありそうだ。

理由はNHKマイルCの時にも書いたが、皐月賞はコースレコード決着だったものの、同日に実施された同距離の2勝クラスのレースも、ドゥラメンテが皐月賞を勝った時と同タイムの1.58.2で決着しているため。

当日の馬場状態が異常に良かったことによるコースレコードだが、馬がレコードタイムで駆け抜けているのは事実で、反動があってもおかしくない。

皐月賞の出走馬は能力的にもレベルが高いと思うが、他のステップから挑む馬にもチャンスがありそうだ。

なので前日は、皐月賞以外から駒を進めてくる5頭について検討をしたいと思う。

 

まずスプリングSから直行するシックスペンス。

スローペースを好位追走して直線抜け出すと言う王道のレースをし、直線は目一杯追わずに2着に3+1/2馬身差を付けた。

まだ体質が弱いため権利のあった皐月賞を無理せず回避したようだが、調教師の国枝師は2年後の春に定年なので、ダービー挑戦も残り2回しかない。

距離経験が1800mでしかないことは気になるが、ここは必勝を期して皐月賞をスキップしたと考え馬券候補にしたい。

 

続いて青葉賞組のシュガークンとショウナンラプンタ。

シュガークンの勝ちタイム2.24.5は、2022年のプラダリアと同タイムだ。

プラダリアはダービーで5着、2着だったロードレゼルは14着、シュガークンはキタサンブラックの半弟でかつ鞍上が武豊と言う部分で穴人気になるかもしれないが、データ的には強くは推せない。

 

次はプリンシパルSを勝ったダノンエアズロック。

レースは中段を追走して直線抜け出し勝利、1.59.6と特筆すべきタイムではないが、見た目以上に強い勝ち方だった。

戦績は3.0.0.1で、7着だった弥生賞はキングと手が合わなかった可能性が高い。

何より、昨秋東京コースで行われたアイビーSでは、レガレイラに0.2差を付けて勝利している。

モーリス産駒なので距離がかなり微妙ではあるが、馬券候補に加えておきたい。

 

一方、京都新聞杯を勝ったジューンテイクは、朝日杯は4着と健闘してものの、その後Lレース2戦で敗れている。

京都新聞杯はレース1位の33.6とまずまずの上りタイムで勝利しているが、レースレベルそのものがあまり高くなかった可能性がある。

 

最後はNHKマイルCから駒を進めるゴンバデカーブース。

デビュー戦、サウジアラビアRCと2戦連続で強い勝ち方をしたが、ホープフルSを出走取消し、休み明けのNHKマイルCで4着だった。

NHKマイルCを叩いた上積みは間違いなくあると思うが、経験は1600mまでで距離がまったくの未知数だ。

ブリックスアンドモルタル産駒はファーストクロップでまだデータが少ないが、芝2200mの勝鞍はある。

かなり迷うところだが、一応馬券候補の中には入れておくことにする。

 

明日は、皐月賞組を検討して最終結論にする。



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