有馬記念はドゥデュースが勝利。

予想でも「陣営がJCで立て直した」と書いたが、朝日杯FSがデビュー3戦目、ダービーが休み明け3戦目で、今回も休み明け3戦目だったように、基本的には叩き良化型の馬なのだろう。

武豊が好騎乗だった、と言う評価もあるが、個人的にはかなり強引な乗り方だったと思う。

作戦なのかどうかはわからないが、スタートは無理に位置を取りに行かずに後方に付け、3角から大外を回って力技で他馬をねじ伏せた印象だ。

相当力のある馬でなければできない戦法だが、逆に言えば武豊がこの馬の力を信じた騎乗だったと言えるだろう。

なお、私が本命にしたスルーセブンシーズは12着だったが、レース中にぶつけて骨折していたらしく引退が発表された。

 

さて年内最後のG1のホープフルSだ。

毎年12/28開催が基本だが、28日はサラリーマンはだいたいまだ営業日のはずなので、できれば29日に変更して欲しい。

そうすれば29日ホープフルS、30日東京大賞典で、さらに盛り上がるのではないか。

競馬法を改正すればいいだけの話だと思うが、JRAとTCの労組の問題もあるのかもしれない。

ちなみに、金杯は毎年基本1/5だが、2024年は1/6~1/8までの3日開催となり3日間とも重賞が組まれている。

なかなかいい考えだと思うが、それができるのであればやはりホープフルSは12/29に決め打ちにして欲しい。

 

前置きが長くなったが、ホープフルSは今年で7回目だが、過去6回の勝ち馬のうち2頭がクラシックを勝ち、古馬になってからG1連対をした馬も1頭いる。

それらの馬の共通点は、2倍前後の1番人気で勝利している事。

レース前からそこそこ信頼性があったという事になる。

今年の1番人気は、9:30現在でシンエンペラーとレガレイラが4.2倍で分け合っている。

人気が割れており、ここを勝っても来年のクラシックには直結しないかもしれない。

だが血統やタイムを見ると期待ができる馬が多く、そのためにオッズも割れている可能性もある。

 

本命はレガレイラにする。

今回唯一参戦した牝馬で、最終オッズはかわるかもしれないが、途中でも一番人気になるとは思わなかった。

人気になっているのは、これまでの2戦で上りレース1位を記録している事だろう。

新馬戦で負かしたのが、その後札幌2歳Sを勝つセットアップとソダシの弟のカルパ。

スローペースを好位から抜け出し、逃げたセットアップを軽々と捕まえて完勝した。

2戦目のアイビーSもスローペースとなり、前の2頭を捕まえ切れなかったが、勝ったのはクラシック候補の呼び声高いダノンエアズロックで上りタイムは同じだった。

2着のホウオウプロサンゲとはクビ差で、あと50mあれば差し切れただろう。

何より、ルメールがこの馬を選んでいる点が心強い。

イクイノックスが引退した来年は、この馬が木村厩舎のエースとなる可能性が高い。

 

対抗はやはり人気だがシンエンペラー。

全兄は凱旋門賞ほかヨーロッパでG1を3勝したソットサス、その他にもG1を4勝した半姉がいる超良血だ。

新馬戦はスローペースを好位抜け出しから楽勝、前走の京都2歳Sは直線向いて苦しい位置から前が開くと一気に伸びて差し切った。

しかもタイムは1.59.8だ。

まだ本格化は先かもしれないが、能力だけであっさり勝っても不思議はない。

 

三番手はゴンバデカーブースにする。

前走のサウジアラビアRCは、直線向いて最後方から1頭だけ次元の違う脚を使って完勝。

その時に負かしたのがボンドガールとシュトラウスだ。

1600mまでしか経験がなく、かつ右回りが初と言う点でやや評価を下げたが、ここを楽勝するようであれば、この馬も来年のクラシック候補である。

 

四番手はヴェロキラプトルだ。

前走の野路菊Sは走破タイム1.46.0で、過去20年の同距離同コースで実施された同レースでは最速タイムである。

父はレガレイラと同じくスワーヴリチャードで、産駒の活躍により今年の種付け料が7倍に上がったと言う話がある。

新馬戦は逃げて勝っており、内枠からうまく先行できればこの馬も上位争いだ。

 

五番手以降はいつも通り迷う。

 

シリウスコルトは同距離同コースの芙蓉Sを勝っている。

常にラストはいい脚を使い、福島の勝鞍もあるので小回りコースは向いていそうだが、芙蓉Sの勝ちタイム2.03.0はやや物足りない。

ウインマクシマムは未勝利を勝ち上がったばかりだが、負けた2戦はどちらもゴール前できっちり差し切られてアタマ差だった。

力負けではなく、新馬戦では黄菊賞を勝ってこのレースにも武豊で参戦しているセンチュリボンドには先着している。

鞍上の松岡がその才能を絶賛しているらしいが、この1カ月半で3戦目という事を考えると、ちょっと手を出しづらい。

 

であれば、抽選をかいくぐった1戦1勝馬2頭を狙い撃ちたい。

ミスタージーティーは、半兄のサトノルークスが菊花賞2着、半姉のタッチングスピーチがエリザベス女王杯3着だ。

新馬戦はスローペースを直線33.7の脚を使って差し切った。

この馬もここで好走すれば来年のクラシック候補と考えていいだろう。

鞍上はレモンポップを大外枠で勝利した坂井瑠星で、ここでも一発があるかもしれない。

もう1頭、タリフラインは新馬戦を、上り33.4で快勝した。

その時2着だったフォーザボーイズは、その後の未勝利戦をすぐに勝ち上がっている。

どちらも先物買いになるが、3着なら十分可能性はある。

 

 

◎レガレイラ

〇シンエンペラー

▲ゴンバデカーブース

△ヴェロキラプトル

×ミスタージーティー

×タリフライン

 

 

馬券は1着◎○、2着◎○▲△、3着は◎○▲△×の3連単24点で勝負。



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