※2022年の記事に追記しています
7月1日は「氷室の日」
無病息災を願って「氷室饅頭」を食べます。
石川県民というより
金沢市民がこぞって食べるのだそうですよ
私も金沢市民。
結婚して大阪から金沢に来てから存在を知り
毎年食べています
なぜ夏の暑い時期に
お饅頭を食べる風習があるのでしょうか
加賀藩 前田家では
氷室に貯蔵していた「氷」を
江戸の徳川家に献上していました。
※氷室・・・天然の氷を夏まで保存しておくために設けた小屋
7月1日に届けられるように、歩いて東京まで氷を運ぶ。
とけることを考えると、のんびりはしていられません。
大変な責務だったでしょうね
加賀から送り出された氷が
とけることなく無事に江戸に届くことを祈願する際に
「まんじゅう」が添えられたことが
氷室饅頭の始まりだそうです。
氷室饅頭は主に酒まんじゅうです。
今年はちょうどいいタイミングで金沢駅に行く用事があったので
金沢駅のお土産エリア「あんと」で
いろんなお店の氷室饅頭を買ってみました
「あんと」の入口に
氷室饅頭を扱っているお店の看板もありましたよ
我が家は５人家族なので５種類。
全て中身がこしあんのものを選びました。
味も大きさもお値段もいろいろ。
越山甘清堂 189円（税込み）
氷室饅頭といえば越山甘清堂さんが有名だそうです。
販売個数は群を抜いて凄いとか。
ピンク・白・みどりの3種類ありましたが
3種類ともこしあんでした。
諸江屋 152円（税込み）
落雁が有名なお店です。
村上 151円（税込み）
白山市の菊姫大吟醸酒粕を使用しているそうですよ。
森八 162円（税込み）
超老舗の和菓子屋さんですね。
金沢うら田 184円（税込み）
白はこしあん、ピンクはつぶあん、緑は白こしあんと
違った味も楽しめます。
「金沢うら田」と「森八」の生地は
すり芋や山芋が使われているので
とってもしっとりもっちり。
上用饅頭のようで私の好み♡
お酒の香りが強いものから
ほとんど感じられないものなど
それぞれに個性があり楽しめました。
どれも美味しかったのですが
私が１番好きだったのは
「金沢うら田」の氷室饅頭
ほのかなお酒の香りと
もっちり生地がとっても美味しかったです。
次が「村上」の氷室饅頭
全体のバランスと
あんこの甘さが控えめだったのが私好み。
まだまだ食べていない氷室饅頭はたくさん。
能登の宗玄酒造の酒粕を使っている「たろう」の氷室饅頭や
酒まんじゅうではなく麦まんじゅうにしている「芝舟小出」も気になっています
2023年、「茶菓工房たろう」の氷室饅頭を食べました。
6月30日に本店へ買いに行ったのですが
12時過ぎでも
つぶ餡、白味噌餡は売り切れ。
「こし餡」だけが残っていました。
1番多く作っているのがこしあんだそうです。
店員さんが言うには
金沢駅の「あんと」では11時過ぎに全てが売り切れたそうですよ。
前日でも凄い人気なのですね。
たろうの酒まんじゅう【氷室】 162円
封を開けた瞬間、お酒のいい香りが
あんこもお上品な味で、とっても美味しかったです。
来年も食べたいと思いました
私は昔
大阪のある和菓子屋さんの正社員だったのですが
酒まんじゅうは各お店で蒸していました。
蒸したての美味しいこと
「この氷室饅頭もきっと職人さんたちは
もっともっと美味しいのを食べているのだろうなぁ」
なんて羨ましくも思いました
この時期1週間ほどの季節菓子「氷室饅頭」
昔からの風習も楽しく取り入れながら
暑くて長くなりそうなこの夏も
元気に過ごしたいですね
生徒さんたちの笑顔が私の原動力
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