気がつけば、の話 | そんじょそこら

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さっき、社内でくしゃみを連発している人がいて、花粉の季節だと気がついた予防
こんな出来事、以前もあって…10年以上前、紙面の穴埋め企画に書いたコラム(以下)を思い出したぞグラサン

 春といえば梅や桜といった季節の便りで迎える人が多いだろう。ぽかぽか陽気に花見、なんと和やかな風景か。しかし、私の場合はスギ花粉が春を運んでくる。まさに花粉に苦しめられるこの時期は“春闘”だ。
 ここ10年ほどで花粉症患者は国民の10%に達すると言われるほど急激に増え、天気予報でも花粉情報を取り扱い、薬局では専用コーナーまで設けられている。私の花粉症歴は15年以上になるだろうか。当時は医師にもアレルギー性鼻炎・結膜炎と診断された。「花粉症」という言葉は、まだ世間では認知されておらず、周囲からも「大変だね」と片付けられていた。
 寝れば鼻が詰まり、起きていれば鼻水が止まらない。春の不眠は暁まで続き(春は曙?冗談じゃない)、わびさびもあったもんじゃない。症状が緩和すると聞けば漢方薬から鼻うがい、注射まで、わらにもすがる思いで片っ端から試してみた。その長年の成果かどうかは定かではないが、“仲間”が急増し始めた5年ほど前から症状は緩和しつつある。
 そして今春。気が付けば今のところ発症はなく、“仲間たち”のマスク姿で春を実感した。

以上のことから言えるのは、清少納言は花粉症ではなかったと推測されるグラサン