佐高信 森功『日本の闇と怪物たち 黒幕、政商、フィクサー』 平凡社新書1000
政治家や大企業の経営者らについて論評。
登場人物たちは、政治家であったり或いは政治家に接近。
法律や制度の制定に関与し、懐にお金を入れていくわけだが・・・
お金が欲しいのは分かるのだけれど、
権力に近づき、私腹を肥やしながら国を動かそうとするその行動は謎・・・
お金を得る。権力を握る。ここまでは理解できるのだけれど・・・
その上で、国家観とか国の行く末とか言い出すところが謎・・・
歴史上に名前を残したいとかの野心があるのだろうか・・・
しかしこういう著作を読んでいると、
既存の政治家や政党など、誰も相手しなくなるだろうなあ。
自分たちの懐の事しか考えていないのだから・・・
本編とは別で驚いたのは、森功さんについて。
様々な人物の「裏」についてたくさんの興味深い著作を出されているのだが・・・
意外と当の本人には会った事がないらしい・・・
ま、取材依頼を出してもNG食らうから仕方ないのだろうけど・・・
それで書けるのね。