新書96:謎 | 城人のブログ

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佐高信 森功『日本の闇と怪物たち 黒幕、政商、フィクサー』 平凡社新書1000

 

政治家や大企業の経営者らについて論評。

 

登場人物たちは、政治家であったり或いは政治家に接近。

法律や制度の制定に関与し、懐にお金を入れていくわけだが・・・

 

 

お金が欲しいのは分かるのだけれど、

権力に近づき、私腹を肥やしながら国を動かそうとするその行動は謎・・・

 

お金を得る。権力を握る。ここまでは理解できるのだけれど・・・

その上で、国家観とか国の行く末とか言い出すところが謎・・・

歴史上に名前を残したいとかの野心があるのだろうか・・・

 

しかしこういう著作を読んでいると、

既存の政治家や政党など、誰も相手しなくなるだろうなあ。

自分たちの懐の事しか考えていないのだから・・・

 

本編とは別で驚いたのは、森功さんについて。

様々な人物の「裏」についてたくさんの興味深い著作を出されているのだが・・・

意外と当の本人には会った事がないらしい・・・

 

ま、取材依頼を出してもNG食らうから仕方ないのだろうけど・・・

それで書けるのね。