新書84:大名行列はなぜあの形なのか!? | 城人のブログ

城人のブログ

ブログの説明を入力します。

乃至政彦『戦う大名行列』 ベスト新書575

 

 

在野の日本史研究者ならではの視点で書かれた新書。

博物館でミニチュアが展示されていたり、

時代劇でよくみかける江戸時代の大名行列。

 

こういうものなのだろうな、と思ってみていたのだが、

その起源はどこか?どのような意味があるのか?を解き明かしている。

 

詳細に書くとネタバレになってしまうけれど、

なんとその起源は上杉謙信にあったらしい。

 

それが江戸時代の2列縦隊に続いていく。

しかも、2列縦隊にも意味があったという。

 

これは大学に所属する研究者では、なかなか設定しない研究テーマだと思う。

 

この時代は、桐野作人氏といい、乃至氏といい

在野ながら意欲的かつ魅力的な研究をしている方が多い。

 

見せ方もうまい。

 

今回初めて読んだけれど、

他の作品も読んでみようかな。