松方弘樹 伊藤彰彦『無冠の男 松方弘樹伝』
俳優の松方弘樹さんが亡くなったのは2017年。
もう7年も経つのか・・・。
本書では、その生涯を振り返っている。
出演した映画の多くがいわゆるヤクザ物。
タイトルが凄い。
今だったら絶対につけられない。
だけでなく、○○組長と同席して、その所作を学ばせてもらったとか
内容が凄すぎ!!!
結果、テレビからほされてしまうのだが・・・
ヤクザ・女性関係と、いわゆる昔の「スター」を地で行く生涯。
大衆演芸やヤクザ映画、Vシネマなど、松方さんが関わるようになった頃に
ブームが終わり収束していったそうだ。
そういう意味では、ヤクザ・女性などの派手な交友関係を持つ古き良き?「スター」としても
彼が「最後の男」と呼べるのではないだろうか。
凡人の私には、彼のような生活には耐えられない・・・。
壮絶な人生の一端を拝見させていただきました。