和竿70号を製作中で、前回報告は口塗の下塗り1回目を終えました。
これから何度か漆を塗っては、漆室で湿度を加えてうるしを乾燥させます。
そのため、竹が湿度を吸って曲がるのが気になります。
その影響を低減させるため、竹の胴に拭き塗りをして漆の膜をつけます。
拭き塗りの前には、いつも矯めを行って竹の曲がりを修正します。
そして、アルコールで手の油や汚れをふきとってから胴拭き塗りです。
胴拭き塗りは竹の色合いに関係しますので、今後は何度か胴拭き塗りをします。
とりあえず、口塗のために今回は一度だけ胴拭き塗りをやりました。
胴拭き塗りが乾燥した写真です。
製作当初はこの色です。
これより胴拭きした漆の色がついていると思います。
次回から、口塗を進める予定です。 ではでは