大事にかわいがっていただいていた様子が見受けられます。

作者としては、大変ありがたいことだと思っています。

この竿の製作の詳細は、以前開いていてすでに閉じてあるブログにあります。

スペックは、このブログの《和竿製作》の書庫に格納しています。

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この竿の修理依頼がありましたので快くやらせていただきます。

修理内容はというと、穂持ちのガイド1ケが飛んでいます。

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リングフレームが割れて、リングが欠落しています。

初めての故障ですので、原因を追究しました。

想像ですが、ガイドを竿に取り付けるときに、事前にガイドの足を加工します。

この加工の目的は、絹糸をスムーズに巻くためです。

ガイドから竹へと一連の糸巻をするのですが、段差を無くすと良いのです。

私の場合は、ガイド足の先端はナイフのように鋭くさせます。

この加工は、ガイドを手で持ちながらヤスリで削ります。

今回のガイド故障は、加工時にリングフレームを傷をつけたと思われます。

ということで、壊れたガイドを取り去って再度取り付けて漆塗りをします。

そして、ついでに気に入らない太い覆輪を変更しようと思います。

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さらに、穂先の漆が薄くなってきているので、重ね塗りをします。

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とりあえず、今回はガイドを取り外した部分を掲載しておきます。

いよいよ、風邪が軽くなってきましたので気分よく作業したいと思います。