大事にかわいがっていただいていた様子が見受けられます。
作者としては、大変ありがたいことだと思っています。
この竿の製作の詳細は、以前開いていてすでに閉じてあるブログにあります。
スペックは、このブログの《和竿製作》の書庫に格納しています。
この竿の修理依頼がありましたので快くやらせていただきます。
修理内容はというと、穂持ちのガイド1ケが飛んでいます。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190618/18/ameame2nd/05/4c/j/o0858064414471607605.jpg?caw=800)
リングフレームが割れて、リングが欠落しています。
初めての故障ですので、原因を追究しました。
想像ですが、ガイドを竿に取り付けるときに、事前にガイドの足を加工します。
この加工の目的は、絹糸をスムーズに巻くためです。
ガイドから竹へと一連の糸巻をするのですが、段差を無くすと良いのです。
私の場合は、ガイド足の先端はナイフのように鋭くさせます。
この加工は、ガイドを手で持ちながらヤスリで削ります。
今回のガイド故障は、加工時にリングフレームを傷をつけたと思われます。
ということで、壊れたガイドを取り去って再度取り付けて漆塗りをします。
そして、ついでに気に入らない太い覆輪を変更しようと思います。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190618/18/ameame2nd/4a/46/j/o0858064414471607613.jpg?caw=800)
さらに、穂先の漆が薄くなってきているので、重ね塗りをします。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190618/18/ameame2nd/0b/f7/j/o0858064414471607622.jpg?caw=800)
とりあえず、今回はガイドを取り外した部分を掲載しておきます。
いよいよ、風邪が軽くなってきましたので気分よく作業したいと思います。