小学2年生の次男と仙台市いじめ推進対策への疑念 | ameagari-no-suteppu ~ もう一つの空の下で

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 アメブロを通じて知り合うことができた保護者の方からメッセージを頂きまして、次男が通っていた小学校の対応やアメンバー限定記事などを一部公開していきたいと思いました。

 本日は、不登校となってしまっていた小学2年生の次男の件で、学校側などの対応に疑念が残ったところがありまして、次男と教育行政への想いを綴っていきたいと思います😅

 

 

<仙台市といじめ>
 まず初めに、仙台市といじめについて、綴っていきたいと思います。

2018年6月6日に、仙台市のホームページの「いじめ対策推進」のページが掲載されました。内容は、今までの情報が整理されたものが掲載されているようです。書かれている内容や主旨は素晴らしいものだと思います。
http://www.city.sendai.jp/kodomo-taisaku/ijimetaisakusuishin.html

 「いじめ対策推進」のページには、「いじめの定義」や「仙台市いじめ基本方針」などが、下記のように書かれています。

 「いじめ」とは、児童等に対して、当該児童等が在籍する学校に在籍している等当該児童等と一定の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む。)であって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものをいいます。(いじめ防止対策推進法第2条)

集団でなくても、1回だけだとしても、悪意がなくても、遊びやからかいのつもりでも、
どんな理由があっても、相手が「いやだ」「苦痛だ」と感じたら、それは「いじめ」です。

 そして、仙台市には、「仙台市いじめ防止基本方針」というものがあります。
 いじめは、いじめを受けた児童生徒の教育を受ける権利を著しく侵害し、その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず、その生命又は身体に重大な危険を生じさせるおそれがあるものです。
 仙台市においては、いじめは決して許されない行為であるとともに、どの子どもにも、どの学校でも起こりうるものであることを十分認識のうえ、その防止と対策にあたります。

 

 仙台市として、2014年9月から2年7カ月間に、市内の中学生3人が自死を選んでしまった事実を踏まえて、文科省からの通達を正確に教育現場や市民に伝え、いじめの正確な認知が広まるように努めていると感じられます。また、このような適正な理念を掲げられている仙台市立各学校では、現在は、いじめ問題が生じていないのでは・・・・・と思うかもしれません。しかし、仙台市が適正な理念を掲げられても、学校の実態にそぐわず、疑念を感じてしまうこともあります。

 

 

<小学2年生の次男と不登校の理由>
 先日、次男の転校前の担任の先生(リンク先にその他のエピソード掲載)から次男は、以下のような対応を受けてしまいました。

 学級担任の威圧的な言動や一部態度(うるせぇ、てめーら、ふざけんな、などといった乱暴な言葉づかい)に加えて、児童が萎縮するほどの指導をされた納得のいく理由を具体的に説明して頂けなかったこと、学級担任が本人に嘘をついたこと、学級担任から本人に脅迫とも感じられる言動があったことなどがありました えー?

 

 特に、学級担任から本人に対して、『せんせいに、こわい顔で「そんなこと(学級担任による乱暴な言葉づかいのこと)言ってないよね」って、こわい声で言われたから、うんて言った。言ってないって言った。』と話しており、先生から証言を強要されるような体験が、本人にとって精神的に非常に辛かったようでしたえー? さらに、保護者の見ている前でも、学級担任は次男に証言を強要する発言をされていて、次男も嫌がっている様子でした。

 

 また当初、保護者懇談会で「担任の先生の口調(威圧的指導)への意見やそれを受けて児童が萎縮してしまっている」という話題が出たことも、担任の先生から校長先生や教頭先生への報告がなかったようでした。保護者としては、その担任の先生の対応からいわゆる隠蔽とも感じられました。そのため、私たちから校長先生にお願いをして、担任の先生から教頭先生や主幹教諭に報告をしていただいたところ、「我が家から子供たちが萎縮してしまっているという話があった」、「担任の先生が、保護者懇談会の場で保護者に謝罪されて、今後あらためて指導していくという説明をされた」という報告を受けたそうですポーンポーン

 しかし、保護者懇談会で”児童が萎縮してしまっている”という話を切り出したのは、他の保護者の方でしたし、その保護者懇談会で担任の先生から保護者への謝罪は一切ありませんでした。保護者としては、それらのような担任の先生の不誠実な対応からも、児童本人が悩んでいる問題に対して、教員として正面から向き合う姿勢がないように感じられました。

 

 そして学級担任は、不適切な対応から2週間程度経過してから、次男に直接謝罪をして頂きましたが、次男本人は納得できなかった様子でした。学級担任の威圧的な言動や一部態度について、学級担任が謝罪されるまでの間、学級担任は「次男や他の児童の聞き間違いや勘違い」であるという旨のお話をされるばかりであったことも、次男が学校側に不信感を抱いてしまった原因ではないかと思っております。
 上記のようなことがあって、担任による不適切な指導やいじめとも感じられましたので、学校側や不登校対策機関に次男の転校の教育相談をさせていただきました。

 またその際、教頭先生は、学級担任の威圧的な発言や暴言について、「担任先生の言葉が単に強かった。児童の受け止め方の問題。リンク先に一部詳細記載)」とされていました。次男が担任の先生からいじめともいえる不適切な対応を受け、次男本人が登校できなくなってしまっていたため、次男の教育を受ける権利も侵害されていました。そのような状況であったにもかかわらず、教頭先生が事実を踏まえず配慮の欠ける発言をされたこともあって、児童の教育を受ける権利を守る責任やいじめ防止基本方針を推進する責任を理解されていない様子に、公教育を担う教職員としてあまりにも不誠実な対応と感じてしまいました 真顔

 

 そして、仙台市のいじめ不登校対策機関に相談した際には、「いじめ・不登校等」による転校を相談していたのですが、最終的には「その他教育的配慮」による転校となっていました。その判断に至る経緯については、はっきりとした詳細はわかりませんでしたが、各学校を管轄する仙台市教育委員会や仙台市においても、仮に教員による不適切な指導やいじめに類する問題の正確な認知を避けているような実態があるならば、今後も教育現場におけるいじめの正確な認知を広げていくことに、自ら大きな支障をきたしてしまうのではないかと考えられました。 

 

 さらにいえば、2017年5月に、文科省から仙台市長らに指導が入ったときの内容が思い出されました。
 仙台市青葉区の市立折立中学校の中2年の男子生徒(13)が同校教諭2人から体罰を受けた上、いじめ被害を訴えて4月に自殺した問題で、義家弘介文部科学副大臣は5月22日、当時の奥山恵美子仙台市長と大越裕光仙台市教育長ら(問題を起こした校長数名含め)と文科省で面談されたそうです。義家氏は市教委が当初いじめの存在を認めず、教諭の体罰も把握できなかったことを問題視。「市教委主体の取り組みは透明性、信頼性の観点から困難」として、奥山氏の主導で実態解明や再発防止に取り組むよう指導。その際、奥山氏は冒頭、2年7カ月間に市内の中学生3人が自殺したことを「教育に寄せる信頼を裏切り、申し訳ない」と陳謝。義家氏は「(保護者から)情報提供があるまで教師から体罰の申告がなく、隠蔽との指摘を免れない」と批判。

 今回の次男の問題でも、保護者から情報提供があるまで、担任の先生から不適切な指導やいじめともいえる対応の申告がなく、さらに不登校対策機関に「いじめ・不登校枠」での転校として詳細を相談していたのですが、「いじめ・不登校枠」ではなく、「その他教育的配慮」を理由に転校の判断を出され、転校理由を変更された経緯の説明もなかったため、ともすればいじめの事実隠しではないかという疑念が少々生じてしまいました。

 保護者としては、次男が新しい小学校に転校して登校できているので、個人的には問題視しないことにしましたが、教育行政の対応として、仙台市が目指されているいじめ推進対策にそぐわないように感じられ、少々疑念が残ってしまいました。

 

文部科学省の通達「通学区域制度の弾力的運用について(通知)文初小第78号 平成9年1月27日」 参照

 就学すべき学校の指定の変更や区域外就学については,市町村教育委員会において,地理的な理由や身体的な理由,いじめの対応を理由とする場合の外,児童生徒等の具体的な事情に即して相当と認めるときは,保護者の申立により,これを認めることができること。

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakko-sentaku/06041014/008/003.htm

 

 

<仙台市の目指される教育行政の確かな推進に期待>
 市内のいじめの問題に関しては、未だ根本的な解決に至ってないものが多く、児童・生徒の視点に立った学校運営に仙台市各学校、教育委員会、仙台市が真摯に取り組んでいくことが求められているかと思います。

 また、「いじめの定義」、「仙台市いじめ防止基本方針」、その他「仙台市教育の振興に関する施策の大綱」などが、仙台市内の各学校にまで浸透し、教育現場の指導方法に正確に反映されることが待たれているかと思われます。仙台市各主管課は、今後もより一層、学校側と緊密に連携を図り、学校側の対応と児童生徒の正確な実態を把握しながら、仙台市の目指される教育行政を全力で実現していっていただけることを願っております ニコニコ

 

 仙台市が、次男の身にふりかかった問題のように”教員による不適切な指導やいじめ問題について正確な認知を避けているような実態”を抱えたままでは、この先も同様の問題が起きてしまうかもしれないと思われました。保護者は子の教育について第一義的責任を有していますから、今回の件に関して、直接学校側や仙台市教育委員会に少々述べさせていただきました。保護者としては、今後、子どもたちが大きな不安を抱え続けることなく、安心して学校に通い続けられるといいなと思っています。

 

 今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございましたニコニコ