仙台市立折立中学校の生徒がいじめなどによって、自死を選んでしまってから、今日で1年の時が流れました。
今日は、長男が中学1年生のときに、音楽の教科担任から受けた配慮の欠ける指導などについて、綴っていきたいと思います。
子供本人は治療や手術で入退院を繰り返していたこともあり、運動量が少なくなり、体力や筋力が落ちていました。そのため、特に呼吸器系を使う実技教科の授業は、本人にとって負担が大きかったようでした。
また、本人は通常の中学校で行なわれる運動に取り組むことは難しい状況でした。
そのときの音楽の教科担任の態度・対応が、病気や不登校などの課題を抱えている生徒に対して、あまりにもぞんざいで不適切な対応に思われてしまいました。
個別の教育相談において、以下の質問をさせていただきました。
・手本となる音(リコーダーの音)を聞かせていただくことはできますか?
・吹き方を教えて頂けますか?
以下のように答えられました。
・そんなのネットに転がっている。どこにでもあるよ。
・教科書を見て覚えるんだよ。
他にも、本人が暑い中マスクをして、合唱をすることが大変な状況だったことを伝えたところ、以下のように答えられました。
・マスクをしている人は他にもいる。
他にもよくわからない話や、配慮の欠ける発言がありましたが・・・。
その場で教えてくださいという話ではなかったですし、人に風邪を移さないようにマスクをしているわけでもないのに、先生から上記のような対応をされてしまいました。
このような先生からの配慮のない指導を受け、治療や副作用に配慮した本人の生活が大変だったことなどは、全く理解されていない様子が伝わってきてしまい、先生が課題を抱えている本人と向か合う姿勢がないように感じられました。
また、中学校に教育相談をしにいったにもかかわらず、先生の生徒を顧みる様子の無い鼻であしらうような態度、先生からの配慮の欠けた発言、不適切な対応もあり、本人自身は暴言やいじめとも感じたため、非常に強く傷ついたようでした。
これらのようなこともあり、本人は試験のとき以外には、中学校に行かなくなってしまいました。今の自分には、「学校に安心できる居場所がない」と感じてしまったのかもしれません。
保護者としては、児童生徒の安心できる環境を学校自ら損なうことがないよう、十分に注意していただきたいと考えます。また、課題を抱えている児童生徒には、その心情に寄り添い背伸びをさせず、温かい雰囲気で相談に応じたり、学校生活に楽しみを見出だせるよう働きかけたりしていくことが大切だと思っています。
また本日、次男が在籍している市立小学校の管理職の先生に、担任の暴言や威圧的指導「うるせえ」「てめえら」「おめえら」「ふざけんな」などの不適切な指導によって、小学2年生の児童が委縮している点を指摘していたところ、「児童個人の受け手の感じ方の問題」という旨の説明を受けました。保護者としては、次男が担任の先生の威圧的な指導や不誠実な対応によって、いわゆる不登校になってしまっているというのに、管理職の先生が暴言や威圧的指導は行ってはいけないという前提を理解されていない様子に、不信感が募ってしまいました。
公教育を担う学校として、担任の先生の言動を改めようとする対応や児童の心理的なフォローに取り組んでいく姿勢を示すことが大切ではないかと考えていたのですが、管理職である教頭先生が問題の始まりを看過しているような姿は、不誠実な対応に思えてしまいました。また、このような市教委の方針にも反していると思われる、教員が学校の要職を担っているようでは、市内の不登校問題やいじめ自殺などは、今後も無くならないのではないかと思えました。
保護者の意見として、いじめ等に悩んでる児童生徒の心理的な支援を行うためにも、先生方に子供たちや保護者の声にしっかりと耳を傾けていただきたいです。現状を正確に把握することは勿論、先生方自身の対応や発言についても、児童生徒がどのように感じているのかをしっかり受け止めていただきたいです。そして、多くの先生方が児童生徒と正面から向き合っていただきたいですね。