20141111

入院37日目、通算68日目
バイタル
36.2° 上110 下67 拍100 体重69.5


投与2日目。

すでに点滴開始から24時間以上経過。

CVポートに針が刺さっているので、血管を意識しなくても良い分、精神的に楽だ。
夜もあまり違和感なく眠れたようだ。
いっそ、ずっとポートを埋め込んでいてほしいとも思った。

しかし、点滴チューブと身体がつながっているのは煩わしい。
血管に針を直刺ししていないとは言え、トイレや身の回りなどで動くのに苦労をする。

点滴は自然落下ではなく、機械によって送り込まれているので、その機械を括りつけられている点滴台も若干重い。
もっとも5つのキャスターによって動きが阻害されることはないが、やっぱりうっとおしいものだ。

0900時、24時間採尿が更新、7回で2930ml。
まぁまぁ問題なく出ているとの事。
がんがん利尿剤入りの生理食塩水が入れられているのだから、通常時よりははるかに出している感はある。
イメージ的には、毎回「朝のおしっこ」と言う感じだ。
それを点滴台を連れて、チューブがまとわりつく中、計量カップに取りでかいペットボトル(のようなもの)に移し替える。
なかなか気と使う作業だ。

今日の投薬メニューは、
『グラニセトロン・500m』
『デキサート・500m』
『キロサイド・500m』
『ビカーボン・500m』


まずは『グラニセトロン』と『デキサート』の混合・100mlを30分。
『グラニセトロン』は吐き気止め、『デキサート』は副腎皮質ホルモンで、こちらも吐き気止め。
ただし本治療においては、炎症や痛み止めの効果も、抗腫瘍として狙っているとの事。

その後『キロサイド』と言う抗がん剤を3時間にわたって、朝と夜の2回500mlづつ入れる。
『キロサイド』は製薬会社の商品名なのか、成分名として『シタラビン cytarabine』と書いてある。

それと並行で『ビカーボン輸液』を500mlを6時間、4回の24時間投与。

『ビカーボン輸液』は、ただの生理食塩水ではなく、抗がん剤による尿の酸性化を抑える「腎毒性予防」と言う観点からも入れられているようだ。

そこに2回『ロイコボリン』と言う、初回に入れた『メソトレキセート』と言う抗がん剤に対する解毒剤を注射で入れた。

要所要所で町川先生が様子を見に来てくれるので、心強い。
今のところ、体調に大きな変化が現れることなく、順調という報告。


投与3日目も同じメニューとの事。

あとは3DSで、ひたすらドラクエⅣをやっていた。
時間はたっぷりあるので、じっくりライアンのレベル上げに勤しむ。

自分のレベルも一滴一滴上がることを祈りながら。