病気に関する周囲とのコミュニケーションで思うこと | 直子の子宮頸がん闘病ブログ

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子宮頸部腺がんの闘病生活とその後を、思い出しながら綴るブログです。

■職場

私だけかもしれませんが、この病気のことを周りにいうかどうか
すごく悩みました。

なぜなら、昔々
「子宮頸がんは性に奔放な人がなるんだよ~」
という話を聞いたことがあったからです。
今聞いたら、胸倉つかんで反論しますね。

でも、そういう偏見で余計なストレスを感じたくないのと、
職場に旦那がいたので偏見に巻き込みたくありませんでした。

結果、私は
病名は最小限の人だけに打ち明ける
ことにしました。
会社の承認に必要な人、心から信頼できる方に限りました。

結果としては良かったんだと思います。
特にトラブルもなく過ごせたし、
周りは他人事に関心がないことがよくわかりました。>(=⌒▽⌒=)

ただ、病名を言わないと、みんな うつ病だと思ってしまうようです。
うつ病は立派な病気だと思いますが、
子宮頸がんとはまた違う偏見がありますね(苦笑)

例えば、復職直後、昔の上司がニヤニヤしながら近づいてきて
「ゆっくり休めてよかったねーー」と・・・(・Θ・;)
決してゆっくり休んだ訳ではないので、あまりいい気持ちじゃなかったです。
そんな人にいろいろ説明するのは面倒だったので、
「えーーー?ゆっくり休んだように見えますかー?」
と笑顔でオウム返ししてやりますたよ。(爆笑)

思い込みでいろいろ言う奴は放っておけばいい、と思います。

もちろん親身に相談にのってくれた上司もいました。
「もしセカンドオピニオンが必要になったら、いつでも相談して。
 家族がT女子医大勤務だからさ。」

って言ってくれた方も。一生忘れません!感謝です。

■家族
今までは家族関係って当然と思い込んで、おざなりにしていたように思います。
でも病気になったりすると、無償の愛のありがたさに気づくものなのですね。。。
生きているうちに気が付けてよかった。

旦那。
 病気になるまでの数年は仲が微妙でした。(苦笑)
 ある事件を機に、信用することが怖くなってしまっていました。
 いまもたまに疑心暗鬼になりますが、
 「いいときもあるし!」と思えるようになりました。

 闘病中も今も、多方面から支えてくれています。本当に感謝!

実家。
 妹は親友でもあり、家族でもあり。
 忙しい中も時間を作って、お見舞いに来てくれました。
 父、母は不器用ながらも尽くしてくれました。
 娘が苦しんでる姿を見るのは辛いよね、親不孝でごめん。

旦那の実家。
 初孫の顔を見るのを一番楽しみにしていた人たち・・
 夢がかなわなくなって、本当にごめんなさい。
 お義父さん、お義母さんの気持ちを考えると、今でも辛いです。
 それでも明るく励ましてくれるあなたたちに感謝します。

■プライベート

本当の友人が誰か、ということが学べるいい機会でした。
少なくても信頼できる人。見立ては正しかった。
ただ楽しむ時だけ一緒にいる友人は、浅くていいんだもん。

私を励ましてくれたり、
時には一緒に泣いてくれたり。
あなたの愛に包まれて、私は本当に幸せ者です。
本当にありがとう。(ノ_・。)

でも、やっぱり残念なこともありました。
仲良しだけど、病気のことは話していない友人から、入院中にメールをもらいました。
「会社で嫌なことがあったから、愚痴を聞いてほしい!
 平日でも、週末でもご都合いかが?」

とりあえず、入院中であることを打ち明けて、
「病院でよければいつでも話を聞くよ?」と返事をすると
「残念。本当はお見舞いに行きたいんだけど、
最近残業と休日出勤で忙しいの。
退院して元気になったら連絡ちょうだいねー」

と返事が返ってきました。
寂しいけど現実を学びました。
もちろん、今後も私から連絡をすることはありません。
連絡がきたら、あたりさわりない返事はしようかな。


人間関係を考えるいい機会だった、と今となっては思います。

長文でした。あらら、愚痴も含んでますねー
失礼しました。m(__)m