2024年6月7日
【ハンサム栗の日常】
お家の片付けに余念のない、荒ぶる栗ちゃん💕
ご近所さんから綺麗な紫陽花のおすそ分け。
一昨日、イケメン病院の消化器外科の経過観察だったのですが、とんだトラブルがあり頭に来てキャンセルして帰りました(詳細についてはまた後日)。
その腹いせに母の反対を押し切って数100メートル以上離れた繁華街までストック1本で歩き、点心のお店で小籠包や揚げ春巻きを食べる事ができました。
怒りのパワーって凄いな。トラブルのお陰でストック1本でたくさん歩ける事がわかり良かったです。
そして昨日はかかりつけ医での経過観察(退院から2週間)。
血液検査の結果、CRPは退院時と同じく「0.8」をキープできていました。嬉しい!
密かにプロポリスの抗炎症作用が奏功しているのではないかと思っています(服用開始から1カ月と11日。入院中も服用)。
朝スポイト20滴で1月1本だから1000円強/月です。最初は匂いと味に辟易したけど、ヤクルトで飲むようになりすっかり慣れました。
主治医T医師も「ウチで1を切るのは初めてじゃないですか?!そして今回、入院後のV字回復も凄かったですね!(病棟主治医から報告のお手紙が届いていた)」と我が事のように喜んでくれました。
ただ、白血球は16.8で「High」。T医師は「入院中の抗生剤の点滴が奏功したけれど、自宅に戻ってからまた少しずつ菌が増え始めたのでしょう」との見解です。
そしてレントゲンの結果は、退院時より胸水が少し増えていました。T医師は「そんなに気にしないで良い」と。
前回のブログ「安楽死とセデーション」にたくさんのコメントやメッセージを戴きありがとうございます。
「初めまして」の方も多く、皆様の切実な思いや感情がコメントからひしひしと伝わって来ました。
ご自身やご家族が経験した事や納得のいく最期の時を迎えるためには今後どうすればいいのかなど、思わず吐露せずにはいられなかったのだなぁ…と感じました。
また、緩和のみとなったご家族に対しての自分の判断や選択・決断が「果たして正しかったのか」「それで良かったのか」と、ご家族が旅立った後も思い悩み続けている方もいらっしゃいました。
皆様の体験談には私が知らなかった情報がたくさんあり、とても参考になりました。ありがとうございます。
私のブログのアクセス数は普段は3000前後/日ですが、今回は7000超/日と倍以上に増えました。それだけ皆様の興味関心が強いテーマだったのだと驚きました。
現在、日本では「安楽死」は違法となるためスイスまで赴く必要がありますが、実は日本には安楽死とほぼ同じ内容で合法の「最終的セデーション」があると前回書きました。
しかし、「最終的セデーション」を受けるには、対応してくれる病院(緩和病院含む)と医師、在宅診療の場合は対応してくれる訪問医を事前に担保し同意を得ておく必要があります。
しかし、緩和病院は末期になってからでないと入れません。コメントやメッセージを戴いた方から「事前に緩和病院に問い合わせたら、最終的セデーション対応してくれない緩和病院があって探すのに苦労した」「医療者の誰もセデーションについて教えてくれなかった」「訪問医が対応してくれなかった」という体験談が多数あり、驚きました。
がん患者やその家族、私のようにがん治療の合併症で余命宣告を受けた人、治療法が確立されていない難病の人などは、動けるうちに「最期の時をどう迎えるか」「どうすれば苦痛なく旅立てるか」を考えなければなりません。
そして家族との対話と理解を得るだけでなく、最終的セデーションに対応してくれる病院や医師を探しておく必要があるのだと痛切に感じました。
なぜ、緩和病院であっても「最終的セデーションはお断り」だったり、最終的セデーションを拒否する医師がいるのか。
それは患者が旅立った後、遺族から「殺人」で訴えられる訴訟リスクがあるからです。また、医師や病院経営者の倫理観なども理由となります。
では、どうすればいいのか。
私なりに考えをまとめたので、次回「最終的セデーションを受けるためにはどうすればいいのか」について書きます。
つづくっ
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