縄張り1

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2017年9月17日

 

間もなく、術後2カ月が経過するマノンです。

 

今日のお昼、ケンタッキーのクリスピーチキンをひとつ完食!!!手術してから一番の量&固形物です。サクサク美味しいし、タンパク質だし、1個130キロカロリーあるので嬉しい。たこ焼き1個でリバースする時もあるのに、胃管は不思議です(^^)

 

↑画像はネットからお借りしました。

 

金曜日は東京での手術以来、2カ月振りの地元F病院H医師(頭頸部外科)の診察でした。

 

診察室に入ると「その後、どうですか〜?」「はい、反回神経麻痺で両側声帯麻痺中です」「そっか」とあっさりした反応。

 

先週、受付から「マノンさん、まだ入院してませんか?」と確認の電話があり私が話したので、喉頭温存できた事は理解してると思われ。喉元を見れば気管切開してるから、反回神経麻痺は一目瞭然でしょう。

 

そして、B病院からの経過報告書のコピーを「G病院宛で申し訳ないですが…」と渡しました。

 

退院時に「経過報告だけど、経腸のチューブの緊急手当位だからG病院だけでいいよね」と言うので「L医師はウチの外科はイマイチと言ってますが」と言ったら「それは食摘でしょ。チューブ縫い付ける位はできるでしょ」と苦笑するので了解。開封のまま封書を渡されたから、当然ですが(笑)拝見してコピーしました。

 

H医師、黙って読み「フォローはG病院にお願いするのね」と言うので「まあ、紹介元という事で。ちなみに食道は3ミリしか残ってません」と言うと「でしょうねぇ。病理の結果は?」「それが、まだ連絡がなくて今日電話したら、11日にようやく出たらしいんですよ。結果は来週、東京で聞きます」

 

「そうですか。えーっと、まずは舌を見ときますか」と、ついでのように(笑)左右の舌を視診。

 

「鼻から喉の様子を見ましょうね」と麻酔スプレーしたので、すかさず「声帯の動き見て下さい!」とお願いしました。声もだいぶ出るようになったし、水分も少量なら誤嚥せず飲めるので、声帯が少し動いてるのではないかと期待を膨らませて。

 

何かを察したH医師が「耳鼻科は入ってないの?」と聞きます。

 

前回の診察時に「術中判断で喉頭(声帯)摘出もある」と伝えると「喉摘なら耳鼻科も(手術に)入るんでしょ?」と聞かれ「ですよねぇ?」と答えたままでした。

 

「それが、喉摘も食道外科でやるそうです」と言うと、案の定「餅は餅屋なんだからさぁ…」とご不満なご様子で独り言。

 

「来週、東京で診察ですが食道外科は別室の内視鏡検査室で大掛かりだから、声帯を診てもらえないかもなので。H先生のようにさっと(診察室の)裏で見る身軽さがないんですよ」と伝えました。

まぁ、F病院が喉頭温存手術してくれないんだから、仕方ないんですけどね。「そんな訳で、H先生の事を頼りにしてます♡」とヨイショしておきました。

 

マノン、今日は誕生日でした。台風の中、ワガママを言って母にスパークリングワインを買って来てもらい、お祝いに1口だけ戴きましたヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ

 

(゚д゚)ウ-(゚Д゚)マー(゚A゚)イ-…ヽ(゚∀゚)ノ…ゾォォォォォ!!!!

 

先週から毎日、朝から晩まで氷を舐め続けていたら、喉頭蓋が鍛えられたのかスプーン半分程度の水ならむせずに飲めるようになりました。

※喉頭蓋=食べ物や飲み物を飲み込む際、気道に流れないよう反射的に閉じる蓋。

 

千里の道も一歩から!

長くなったので、診察の続きはまた次回。

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最近の困った症状

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2017年9月11日

 

こんばんは。弱音が増えたマノンです。

 

頸部食道癌は患者数が少ないので(食道癌の中で4%しかいない)、困った症状など後進の方のご参考まで(まだ解決してないけど)。術後1カ月と17日が経過した現在、退院時より不具合が増えてます。

 

1)吐き気
ここの所、少量の食べ物でもすぐに逆流し吐く物がなくなってもいつまでも「オェェェェェェェ」が続きます(今までは直前に食べた物を出したら収まってた)。しつこく胃管がぎゅぅ〜っと収縮して無理やり吐こうとする。最近は胃管の上限に食べ物が来た事を感じ「これ以上食べると吐くな」とわかるけど、物によって突然吐く事も(喉がゴロゴロ鳴り始めるのでわかる。猫かっ!)。

 

2)唾液が上がる

空腹時や食べ過ぎの時、喉の奥から嫌な感じで唾液が上がってくる。唾を飲み込んでも飲み込んでも止まらず、食べた物か唾液の泡を吐く。食べ過ぎや飲み過ぎで吐く時と同じ感じ。

 

3)泡を吐く

謎の泡。一般病棟に移ってから、少しでもベッドの背もたれを傾けると喉から唾液が上がって来て、大量の泡を吐く。まるでモリアオガエルの卵。ティッシュに吐いても、また横になると泡が止まらない。直角に座るとなぜか治る。現在は横を向いて寝ないと(上半身は30度に上げてる)、仰向けに寝た瞬間、大量の泡をエンドレスで何度も吐くハメになり涙目。1時間位、横向きで寝てから仰向けになると大丈夫。謎過ぎる。

 

※食道癌の術後に喉から泡の塊を吐くという情報はほとんどなく、唯一見つけたブログは終了してた…。

 

4)咳が止まらず肋骨痛

突発的な空咳が1日中続くため、先週から咳すると右肋骨に激痛が走る。サポーターで肋骨を固定し、手で押さえないと痛くて死にそう。ネットで調べると空咳による疲労骨折の可能性も。寝ばなや明け方にも咳が出るので超辛い。食道癌手術時の気胸の際、右肋骨を1本折って破れた気道を縫合したらしく、それが関係してるのか(元に戻したらしいけど)。

 

5)喉の不快感

先週位から喉頭(下部)が腫れてる感じ。今までなかったスピーチカニューレの管による咽頭方向への圧迫感があり、首を絞められるような苦しさと不快感が続く。また、頸部リンパ節郭清の傷が縦方向に収縮し始めて、突っ張り感が不快(特に寝る時)。

今週は地元のF病院頭頸部外科、来週は東京のB病院食道外科の診察なので、いろいろ相談してみようと思います。泡についてB病院N医師に聞いたけど「わかりません」のヒトコト。頭頸部外科H医師は喉の専門家だから聞かなきゃ。

制吐剤や咳止め、痛み止めも処方してもらおう。B病院では診察前に胸部レントゲンを撮るので疲労骨折かどうかわかるはず。正直、入院してる時より、今の方が体調が悪い…( ;∀;)

 

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食道全摘後の食事

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2017年9月8日

 

食道全摘1カ月後の食事です。

基本は朝と夕の経腸栄養で合計800キロカロリー。あとは誤嚥したり逆流しないで食べられそうな物を用心深く検索中。

 

退院直前〜自宅に戻ってから、飲み込めるけどすぐに逆流してしまうのがご飯。全粥でも普通のご飯でも良く噛んで飲み込むのに、条件反射のごとくすぐに逆流します。米のツブツブに胃管が反応する感じ…。

 

ご飯はどうせ糖質だし、当面の間、禁忌にしました。

 

朝は喉越しの良い栄養ゼリーや果物ゼリー(果物の繊維は大丈夫だけど体調により逆流する)、500ccのコーヒー牛乳や100%オレンジジュース(気をつけないとむせる)のパックにゼラチンを溶かし入れて冷やしたゼリーも簡単にできてグッドです。




お昼は食欲が沸かないので、パンやロールケーキ、クッキーなどをチビチビ。

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間食はアイスクリームやセブンの冷凍たこ焼(柔らかいしソース味で食欲アップ)、イワシと豆腐の手作りハンバーグなど。

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朝〜間食はほとんど糖質ばっかなので、夕飯は呉どうふ(プルプルの豆乳豆腐)、ゆばとうふ、卵豆腐、温泉卵など柔らかいタンパク質中心。たまに、山芋のお好み焼きやチキンナゲットなど(^^)

 

コーンとじゃがいものクリームスープを作ったけど、良く噛んでもコーンのツブツブがダメですぐに逆流…。泣く泣くブレンダーで液状にしました(T_T)

 

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食道摘出後は、血糖値が上がっても下がっても「ダンピング」という症状が出てしまうそうなので、できるだけタンパク質や脂質を摂取したい。母と霜降りの牛肉に挑戦しようかと話しています。
 

食べる事と飲む事が大好きだったマノンにとって、今の生活は苦痛極まりない。起床→少し口に入れる→昼寝→少し口に入れる→散歩→少し口に入れる→風呂→寝る。そんな毎日を淡々とこなしています。

 

量は全く食べられず(少しでも食べ過ぎるとすぐ逆流する)、ミニチュアのままごとみたい。

はぁ…( ´Д`)=3

 

今月後半は、東京のB病院で診察。1カ月振りにN医師に会えるのは楽しみですが、病理の結果が気になるところです。

 

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自作の点滴スタンド

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2017年9月6日

 

断続的に咳が続くためか、右の肋骨辺りが激痛。そしてスピーチカニューレが気管を圧迫してる感じが強くなってきて、喉が常に不快。唾を飲み込むのもしんどく、やや気分が停滞気味。明後日、F病院のH医師の診察なので相談してみようっと。

 

入院中は、鎮痛剤(トラムセット)と向精神薬(テトラミド)を処方されていたので、やる気があったのかも。退院時に「もう要らない」と言ってしまったので、次回の診察では処方を検討してもらおう。

 

さて。退院後も腸瘻から栄養源補給。これさえ注入していれば死ぬことはないので、食事は食べたいと思うものを少しずつ。「ツインライン」という2液式の栄養です。1日2パックで800キロカロリー。本当は3パック/1日が理想だけど、体重も下げ止まったし良しとします。

 

ただ、組成を見るとマルトデキストリンが60グラム。こいつは多糖類だそうで、サイトによっては余り良い事が書かれていません。

 

入院中は「ハイネイーゲル」がメインでしたが、下痢はするし、1日3回チェックする食前血糖値が155を越えてしょっちゅうインスリン注射されていました。血糖値上がりすぎてインスリン打つ栄養剤って医療的に正しいのか?!(マノンは糖尿病とは一切無縁)

 

現在も糖質制限をゆるく続けているマノン的には、タンパク質メインの経口食に早くしたいものです。

 

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退院後、自宅で点滴をするのに点滴スタンドが必要です。レンタルで1000円/月があったけど、デカいし邪魔。という事で、自作してみました。↓ジャーン。転倒防止に2リットルのペットボトルを置いています。




お風呂場の洗濯干しの先をプチプチで巻いてフックを付け、カラビナ(登山用具)でタンクを下げます。



フックは300均で買ったドアフック↓。100均にもプラスチック製のが売っています。S字フックより安定します。



イケアの子供用椅子に、100均の結束バンドで竿を固定。



底は、100均のワイヤーメッシュにキャスター(100均だけど200円)を結束バンドで固定。椅子の足が乗る所はダンボールで補強しました。

 

退院前に手作りの点滴スタンドをネットで検索したけど、あまり良いのがなかったので。とても快適です♡

 

次回は、現在、口から食べている物について書きます。

 

病院の物の怪 その2

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2017年9月3日

 

前回の続きです。

 

消灯後の謎の光る球体とカーテンに浮き上がる墨文字は、一般病室に移った初日の夜まで続いたけれど、その後は平穏な日々。

 

さて、実家に戻ってWOWOWで映画『運命を分けたザイル』(2003年/英国)を鑑賞中、登山中に遭難した人が生死を彷徨うシーンがあり、詳細は以下の通り。

 

「恐らく意識が混濁して錯乱状態だったのだ。頭の中で一つの曲が回りだした。ボニーMというバンドの曲だが、僕は彼らが好きじゃない。同じ曲が鳴り続けた。何時間もだ。頭の中から追い出そうとした。ほかの事を考えたい。僕はうんざりした。ボニーMが葬送曲かと」

 

Boney M. 「Brown Girl in the Ring」はコチラ↓

 

 

映画では、↑の1分頃から始まるサビの部分が大音量で無限ループ。生きるか死ぬかの時に、こんな呑気な曲が大音量で脳内に流れたらさすがに嫌になるわ。ボニーMに罪はないけど(T_T)

これを観た瞬間、ハタと「私がHCUで聴いた無限ループ音楽もこの現象では!?」と。そしてちょうどネットで「HCU」について調べていたら「ICUシンドローム(ICU症候群)」というのを発見しました。

 

【ICUシンドローム】
ICUやHCUは一日中電気が点いていて時間の感覚を失いやすく、全身チューブに繋がれ身動きが取れず、周囲の機械音や騒々しさから精神状態に異常をきたす場合がある。症状は、せん妄、錯乱、幻覚、幻視など。夢と現実の区別が付かなくなり、医師や看護師に敵意を抱いたり(被害妄想)、ひどい場合は点滴を引き抜いたり暴れる事も。手術の際の麻酔も影響する事がある。

 

ォオー!!(゚д゚屮)屮

 

まさに、ICUでの謎の文字や光る球体、無限ループの音楽ではあーりませんか。

 

確かに、消灯後、窓の外から初老の男性と若い女性の話し声がずっと聞こえて来たり(いるわけない)、一人の女性ナースが私にすごい敵意を抱いていると感じたりしていました(ナースコール押さずにテーブル上の物を取ろうとしたり、弾圧ストッキングとフットポンプを「暑いからヤダ」と拒否る不良患者なので「命に関わるからやめて下さい!」としょっちゅう怒られてたのもありますが…)。

 

病室での怖い体験が、実は一時的な精神状態の問題だった事がわかり安心しました。

 

ですが。なぜ「ワルキューレの騎行」と「ミッキーマウスマーチ」&梅沢富美男の「夢芝居」のコラボとB'zの「ウルトラソウル」の無限ループなのか、全くもって謎です。ファンでもなんでもないし。でも自宅で全曲YouTube検索すると、見事に細かい音色まで再現されているのがわかりました。人間の脳ってすごいなぁ…(;´Д`)

とはいえ、フルコーラスで聴いた事ないから、サビの部分だけ無限ループというのは納得ですがw

 

そういえば術前に「術後にベッドで暴れたら手足を拘束していい」という書類にサインしたのを思い出した。

 

幽霊の正体見たり枯れ尾花 ヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ

病院の物の怪 その1

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2017年9月1日

 

少しずつ、逆流せずに食事できるようになったマノンです(^^)

入院時に55キロあった体重は1カ月で51キロに落ちました(T_T)

 

ところで、B病院の一般病室(9階)は、病室の番号が903、905、906、907、908、910…と4と9が飛んでいます。やはり気にする人もいるのでしょうねぇ。

 

マノンはHCUにて、2夜連続で物の怪を見ました(;・∀・)

 

1夜目。病室はナースステーションの目の前。カーテンは開けっ放しでステーションは電気が煌々と点いています。

 

ふと目覚めると、半空きのカーテンやステーションの壁に墨文字がたくさん書かれている。「何て書いてあるのかな?」と不思議に思って見ていました。

 

そして明け方。どこからか、クラシック『ワルキューレの騎行』が聞こえて来て、サビの部分が無限ループ。途中から『ミッキーマウスマーチ』のクラッシクVer.、続いて梅沢富美男の『夢芝居』(サビ)がワルキューレ…に被って聞こえるのです。なぜか調子が合っていて「コラボしてる〜」と感心しながら聴いていました。

 

 

ベッド横の時計を見ると朝の6時。「もう起床か」と思い、ポータブルトイレを所望。用を足してベッドに戻り時計を見るとまだ夜中の3時。「この時計、狂ってる?」。

 

2夜目、部屋を移動。消灯後にベッドの柵や床、リモコンなどに青と赤の光る半透明のナイロンのような糸がたくさん絡みついている。指でつまむ事ができて「何だこれ? 看護師さんが置いていった?」。

 

足下に向けてふぅっと吹くと、青と赤の糸がぐるぐると渦巻いて光る大きな2つの球体に。悪い物と感じ、怖くなって目をつぶりました。目を開けるとまだそこにいる。なぜか病室の壁全体が黄色っぽくなり、壁じゅうに白い文字で殴り書き。文字は暗くて読めない。

 

「昔、疲弊した看護学生か研修医が心のバランスを崩して壁に殴り書きでもして消した跡かしら?」と不思議に思いました。

 

ウトウトしていると、どこからか音楽が。今度は、B'zの『Ultra soul』のサビの部分が無限ループ。「また看護師さんの休憩部屋から? うるさいなぁ…」。音楽は朝まで続きました。

 

3夜目。恐いので、小さな電気を点けて寝る。今夜もふわりと舞う青と赤のナイロン糸と巨大な球体登場。そして、B'zの『Ultra soul』のサビが翌朝まで流れ続けました。

 

起床して昼になってもB'zが無限ループ。看護師さんに「ずっと音楽が流れてますけど、学園祭でもあるんですか?」と問うと、キョトンとして「さぁ? 良くイベントはやってますけどねぇ」という曖昧な答え。

 

九州の自宅に帰ってから。たまたま見ていたWOWOWの映画と、同時に調べていたサイトから物の怪と無限ループ音楽の謎が溶けました(;・∀・)

長くなったので、次回に続きます。

 

B病院N医師語録

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2017年8月27日

 

間もなく九州に戻って1週間が経とうとしています。

 

退院前からあまり嚥下の調子が良くなかった(食後すぐに逆流)のですが、移動の疲れのせいもあってか自宅でも嚥下が上手くいかない。食欲が沸かないし、食事途中や食後に慎重に食べた物(柔らかく極少量なのに)がすぐに逆流し全部戻してしまう事も多く、さすがのマノンも涙目。

 

自分の唾すら慎重にごっくんしないと誤嚥するし「こんなにキツいんなら手術しなきゃ良かった。stage1の舌癌治療なんて赤子の手をひねるようなもんだったわ…」と意気消沈気味です(;´Д`)

 

という事で、気を取り直してB病院N医師の語録を忘れぬうちにφ(`д´)メモメモ...

 

【検査入院の診察室】

マノン「B病院の婦人科は家族と患者さんに術中の動画を見せてましたけど。私も術中の患部の様子を見た〜い!!!」

N医師「えー。そんなもん見たいの? うーん。動画は途中まで撮る予定だけど。写真は撮影するから、術後に診察室で見せてあげますよ…(;´Д`)」

 

【ICU】

3日目に目覚め、その夜はICUが騒々しくてほとんど眠れなかった事を4日目の朝に告げる。N医師「外科HCUに空きベッドないのっ?!」のヒトコトで、昼には外科HCUへ移動が決定。

※HCU(High Care Unit)=高度治療室

 

【外科HCU】

1日目。左手首の橈骨(とうこつ)動脈に留置した管が根本から180度曲がっているので看護師が元に戻そうと悪戦苦闘していると、居合わせた他科の外科医が「僕がやる」とゴム手もせずにチャレンジ。動脈なので刺した所からあっちゅう間に血液が溢れて大騒ぎに。じーっと様子を見てると、N医師登場。「マノンさんって本当に変わってますねぇ。普通なら目をそらす所だけど。編集者じゃもったいない。別の職業に就いた方がいいですよ(^^)」

生まれ変わったら外科医になりますw

 

2日目の朝。N医師「昨夜は眠れました?」と聞くので「ナースステーションの目の前だから騒々しくて眠れなかった」と言うと「奥の部屋、空いてないのっ?!」のヒトコトで、奥の広く静かな部屋に移動が決定(奥の部屋にいたオバちゃんが移動させられた・汗)。持つべきものは患者想いで決定権のある偉い主治医\(^o^)/

 

【一般病室】

マノン「そういえば、HCUの奥の部屋、静かで良かったけど2夜連続でオバケが出ました!」
N医師「えー、ホントに?! でも僕ら、そんなの気にしてたら外科医なんかやってらんないですよw」

そりゃそーだw

 

朝夕の回診の際、投薬や栄養点滴についてあれこれ質問するマノン。N医師「回診の時、次は何を質問されるかと若手医師たちが怯えていますw」

 

舌会呑んだくれ部の4人がお見舞いに来た際、N医師登場。「皆さん酒飲みなら、年に1度は内視鏡検査を受けて下さいね♡」

 

手術の詳細についてあれこれ質問すると、呆れ顔で「次の外来の時にPC持ってらっしゃい。データ全部コピーしてあげるからw」

退院前日。P医師(優しくて冷静沈着)と二人で来たN医師に聞きそびれた事を質問。最後に「癒着してる食道を引っ張って肺に穴が空いたのは医療ミスでは?( ̄ー ̄)ニヤリ」

N医師「うーん。医療ミスと言えば医療ミスかもだけど…。うーん。そうだなぁ、他の言い方をすれば…、うーん…」

マノン「冗談ですよ(*^^*)」

N医師「うーん…、うーん…」

P医師「N先生、マノンさんが冗談って…^^;」

N医師「そうだっ、合併症ですっ!」

マノン「合併症ってホント便利な言葉ですよね〜w」

3人「はっはっは〜www」

 

朝夕は食道外科医8〜10人での回診で、週の当番医師が先頭。N医師はいたりいなかったりするけど(しかも隅っこ)、昼休みや夕方、帰宅前(19〜20時頃)に一人でふらりと病室に様子を見に来てくれました。

 

体調や食事について報告すると、いつも「焦らず頑張りすぎないよーに!無理して食べすぎないよーに!」と叱咤激励し、世間話もしてくれます。

 

退院の朝もP医師と来てくれて、療養生活について心配してくれました。去り際に「明日から先生の顔を見れないと思うと寂しいです(T_T)」と言うと、「またまたぁ〜。そんな事ないでしょ〜」と照れ臭そうにしていました。

 

来月の外来で会うのが楽しみです♡

 

とはいえ病理の結果次第では、抗癌剤と放射線治療を検討せねばならず。シスプラチン+5FUだけど、ネットには「効果あり」と書いてあったり「効果なし」と書いてあったりで悩ましい所です。

 

2017年8月18日
 
みなさま、こんばんは。

まだ嚥下はイマイチで、気管孔から食事が激しく逆流する事もあり、時々心が折れそうになるマノンです。ですが経腸栄養での下痢も減ったし、今日から食事も重湯→全粥に進化しました。
 
ところで昨日、週刊文春の「ライバルが認めるがん手術の達人/大腸がん、胃がん、食道がん編」を立ち読みしました。食道癌は手術が難しい上に患者数が少なく(大腸癌の6分の1)、経験豊富な病院に患者が集まるのが現状です。舌癌に続き、なんでまたまた患者数の少ない癌になっちゃったのだろうか…( ;∀;)
 
昨日、STさんと話していたら「O先生に聞いたら、マノンさんの極めて短い食道と胃管を繋ぐ手術、かなり難しくてN医師にしかできないって聞いたよ」と言うではあーりませんか。
 
そこで今日、O医師が回診に来た時にその事を聞きました。
 
O医師「そうですよ。B病院の中でというわけではなく、この術式ではかなり名の通った先生です」
 
マノン「へーっ!私、N先生に“声帯を残したんだから、声出て貰わないと困る”って言われました(;・∀・)」
 
O医師「そもそも成功の見込みがなければ手術をしないので。N先生がそう言うなら、絶対に声が出るという事ですよ!」
 
マノン「おー、そうですか。ではトレーニング頑張らないとですね(^^)」

内視鏡手術が得意なM医師に惹かれてB病院を選択しましたが、そのお陰で食道の難易度の高い外科手術ができるN医師が主治医になってくれて本当に良かったです(*^^*)

そして夜。お見舞いに来てくれた人を見送って病室に戻っていると、背後から背の高い医師が私を追い抜きました。勇気を出して「B先生!?」と声を掛けると振り返ったのは、紛れもなく5年前に小線源治療をしてくれた大好きなB医師でした。

B医師「ああ!マノンさん!お久しぶりですね。こちらで手術したとN先生から聞いていました。どうですか、調子は?」

マノン「はい。先生に小線源治療してもらい5年、リンパ節転移から3年が経過してホッとしたのに食道癌になってしまって。でも、手術は成功して来週の退院が決まりました」
 
B医師「そうですか、良かったですね!!!」
 
放射線治療科の入院病棟と同じフロアだし、B医師に偶然会えないかな〜と密かに思っていたら、退院直前に夢が叶いました!あー、幸せ♡
 
実は先日も、風呂上がりに反対側から歩いて来る医師がいて「B医師では…」と思ったけれど、風呂上がりの姿を見せるのが嫌で横を向いて素通りしてしまいました。今日はちゃんとお化粧していたので思い切って。2度目のチャンスをくれた神様ありがとう( ´艸`)
 
という事で、来週早々に退院します。入院中にお見舞いに来て下さった方々、どうもありがとうございました!!!

九州に戻ったら、嚥下と発声の訓練を頑張ります(๑•̀ㅁ•́๑)✧

2017年8月13日

 

マノンの経過報告です。

 

8日に肺から体外に空気を排出する管が抜けた、と思ったら9日に「ちょっと肺が潰れたみたいで、翌朝のレントゲンでまた管を刺すかも…」。

なんですとっ!? また刺すんかいっ!!!

 

とりあえず翌朝のレントゲンでセーフだったので保留に。

 

言語聴覚士(ST)さんから嚥下の指導を受けているのですが、どんなに頑張っても気管孔とカニューレの隙間から、咳き込みをきっかけにゼリーが大量に吹き出してしまいます(#゚Д゚)y-~~イライラ

 

主治医のN医師も「術後2週間経つから、そろそろ声帯麻痺が治って欲しい所だけど…。何か別の方法を考えないとね」

 

マノン「はい。同じ事の繰り返しだし、戻す(リバース)までの時間が短くなっているので、練習の意味がありません(T_T)」

 

N医師「STさんと相談して、スピーチカニューレに変えるかも。誤嚥したら気管に食べたものが流れちゃうけど、変えて飲み込みがうまくいくようになった人もいるから。最初、声はスッカスカですけどね〜。訓練すれば、段々出るようになりますよ」

 

という事で、9日朝に医師軍団が見守る中、気管孔に差していた単なる穴だけのカニューレ(カフ付き)から、話す事ができるスピーチカニューレに変更。すぐに大きめの声が出たので、医師団から「おおっ!声がはっきりしている」と感嘆の声が(笑)※声帯麻痺は治っていません。

 

午後にバリウムを飲み込みながら撮影するX線検査(動画)をして、誤嚥がほとんどない事が確認できました。「声帯閉じてないのに、こんなに誤嚥しないなんてスゴい!初めて見た!」とまたまた感嘆の嵐(;・∀・)

 

マノンは褒められると育つ子です(^^)

 

検査の際、ドロドロした物より、サラサラした物の方が誤嚥が少ない事が判明(普通は逆)。早速、夜から流動食に。メニューは重湯、ブロッコリーポタージュ、豆乳茶碗蒸し。

 

2週間振りの食事。ポタージュうまっ!!!

 

重湯10スプーン、ポタージュ三分の一、茶碗蒸し半分。途中、大量の痰が出たので一時中止するも、調子こいてポタージュと茶碗蒸しを追加して食べたら、全部戻した(T_T)

戻すといっても口から戻すのではなく、スピーチカニューレの蓋を外すと穴から何度もブシャーッと噴出する(汚くてごめんなさい)という状況…( ;∀;)

 

↓中央がスピーチカニューレで、曲がった管(結構長い)を気管孔に挿入します。右下がカニューレの蓋(ねじ式)。

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スピーチカニューレに変えてから5日が経過しましたが、一進一退。戻さない時もあれば、慎重に食べても戻す時があり、戻す時はかなり苦しいし、パジャマの胸元が吐瀉物まみれになるので泣きたくなります…。

 

昨日、N医師と話したのですが、結局、誤嚥しているのではなく「胃管に留まってる食事が咳き込みをきっかけに逆流している」という結論に。

 

つい「エヘンっ、エヘンっ」と咳をする癖が付いてしまい、それが逆流の呼び水になってしまっています。

 

N医師「診察室では、マノンさんが食い意地張って食べ過ぎてるんじゃないかって噂になってますよヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ」

とまあ、冗談を混じえつつ「ま、焦らずあれこれ工夫して続けていきましょう」と言ってくれるN医師に感謝です。

 

ちなみに、気管孔から痰をフンッと上手に噴出する事ができるようになって吸引の必要がなくなり、看護師さんたちに拍手されています。

 

また、続きを書きますね(^^)

 

2017年8月8日

 

昨日の肺レントゲン検査の結果、肺機能が回復しているという事で、今日、肺から体外へ排気するためのチューブを抜きました。麻酔を1本打ったけど、痛いのなんの。

 

O医師「あれっ、マノンさん麻酔効きにくいんでしたっけ!?」の問いかけに、苦渋の表情でうなづく。やはり酒飲みは麻酔が効きにくいのだ。

 

麻酔をもう1本追加して、無事にチューブが抜けました。相変わらず、O医師は汗だっくだくです(;・∀・)

さて、入院前にお尋ねした入院中の服装問題。

 

あくまでマノンのケースですが。

 

手術に向かう時は、自前のパジャマとショーツ。

 

ICUに入ったら、病院の入院着(前合わせ)と、T字帯&腹帯(自前)になってました。HCUも然り。

 

尿カテ2本、首のドレーン左右各2本、肺のドレーン1本、肺の何かを排出するドレーン1本、左手首動脈カテ、右手甲カテ、鎖骨中心静脈カテ、酸素濃度計、心電図、血圧計、とあらゆるものが身体から出て機械や容器と繋がっています。
 

幸い、硬膜外麻酔が良く効いていたので、傷の痛みはほとんどありませんでした。ただ、ICUもHCUも鳴りっぱなしのナースコールと動き回る看護師たちで騒々しく、暑くて全身汗びっしょり。夜間は1時間おきのナース回診、チューブに拘束され寝返りが打てない、少しでも動いて機械がずれたり外れると警告音が鳴りナースが飛んで来るわで、ほとんど眠る事ができませんでした。ICUでは着替えなし。

 

HCUに移って2日目、ようやく新しい入院着に着替えました(病院支給)。その時、T字体も取り、寝たままシモの洗浄(マジか!)。

 

その後、着替えの度に看護師さんたちが喰いついたのが、使い捨てショーツでしたヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ

ナース「えーっ!なにこれー!!!すごーい、こんなの売ってるんだ!?どこでー!?いくらー!?」

 

100均で、5枚入り(M、L)。開けてみるまで不安でしたが、ヒップ90のマノンはLサイズでジャストフィット。


 

脱いだら捨てるだけ。洗濯の手間が省けてとても重宝。かさばらないし軽いので入院生活にはピッタリです。

 

で、おっぴろげ問題。術後の疲れきった身体に全身チューブだらけの状態では、羞恥心など1ミリも発動しませんでした。なすがまま、されるがまま。

 

男性医師だろうが、男性看護師だろうが、いちいち「ちょっとすいませんねー」と言って術着を解かれても、「どーでもいいっす。早く処置終わってくれればそれでいいっす」状態でした。

 

HCUを出るまでは、浸出液や吐瀉物などで汚れまくるので、病院着を借りるのがベストかと。一般病室に移る際、自前のパジャマ(前開き・上下別)に着替えました。

 

おっぴろげ問題は、ICUとHCUを出るまでは「なすがまま、されるがまま」が正解でした(;´Д`)