2023年11月3日
※最後に肺ドレナージを刺入した私の背中の画像があります。エグいので、見たくない方は2度目の警告のあとブログを閉じて下さいませ。
先日、母に電話し「◯◯の画像を撮ってLINEで送って」と頼む。すると「LINEの写真の送り方が分からなくなった」と言うではないか。
なのですぐに家電へ掛け直し、スマホを見ながら一緒にやったのですがカメラマークを探せない。あまり言うと母の頭が混乱&怒り出すので「じゃあやめよう。もう気にしないで大丈夫だよ」と電話を切りました。
「また少し認知症(MCI)が進んでるなぁ…」と残念に思っていたら、今朝、母が自力で栗ちゃんの画像をLINEで送ってくれました。びっくり!
母はLINEを見ながら「前はどうしてたっけ…」と一生懸命操作するうちに思い出したそう。「やればできる!母はまだまだ大丈夫!」と、とても嬉しかったです。
【ハンサム栗の日常】※今朝の母の撮り下ろし。絵面(えづら)も考えていて感心&感激しました。
おばちゃん(母)から朝のオヤツにクロワッサンをもらったよ。あむあむ、うまーい。※もちろん少量。
昨日の夕方、放射線科のCT室に呼ばれました。
CTで撮影&位置確認をしながら局所麻酔(鎮静なし)で肺ドレナージの刺入を行いました。病棟主治医の呼吸器内科医と放射線治療医数名とのタッグです。
CTの固い台の上に1時間うつ伏せの状態で、身体は痛いわ痰がどんどん上がってくるわで死ぬかと思った。「こんなにキツいならドレナージならやるとか言わなきゃ良かったな…」と涙目に。
そして普段通りのペースで和気あいあいやってるから、思わず「早くしてーっ!」と3度ほど叫びました。
でももう乗りかかった船だから降りる訳にはいかない。なんとか耐えて1時間ほどで刺入完了。刺入したのは右肩甲骨の真下辺り。
「では、ゆっくり起き上がりましょうか」と言われ、私が「はぁーっ。やっと終わったーっ」と息も絶え絶えに起き上がると、私の疲れ切った表情を見て「お疲れ様でした!よく頑張りましたね!」と、病棟主治医と放射線治療医が笑顔&労いの言葉を掛けてくれました。
私も笑顔で「皆様、ありがとうございました!」と大きな声でお礼を述べました。
そしてゆっくりストレッチャーに移り、病棟へ。移動しながら主治医に「どうでした?」と聞くと「やはり組織が硬く、ドレーンがなかなか入っていきませんでした。でも必要な位置までは刺入できましたよ。ただし細いドレーンしか刺入できない位置なので、今はまだ引けてないですね。膿が濃く、もうすでに詰まっているのかもしれない。
でもせっかく入れたのだから、膿が排出されなかったとしても週末はこのままにしておき様子を見ましょうね」
マ「そうですよ!せっかく先生が頑張ってくれたのだから週明けまで様子を見ましょう。私の我儘を受け容れて下さり本当にありがとうございました」
そして「ねえ先生、もう刺入部が痛くなってきました。強い痛み止めを処方しておいて下さいね。オキノームとかダメですかねぇ?」と冗談を言うと、同伴していた看護師と「それはムリ」と苦笑してくれました。
部屋で術着から部屋着に着替えドレーンを見ると、確かに何も引けていない。「こりゃ、やり損だったかな…」と残念に思いました。
でもそれから2時間後にふとドレーンを見ると、なんと少しずつだけど膿が引け始めているではないか!やったーっ!やはりやって良かったーっ!
今現在(3日14時)も、少しずつですが、膿が引けています。主治医は「膿が引けている限りはずっと引き続けます」と言っていたので、このまま少しずつでいいからずっと膿が引けますように。
膿が引ければ治りがより早くなるので。
早速、母に電話し「刺入は成功し、膿が引け始めたよ」と伝えました。母も「それは良かったね。一つ乗り越えたね!」と喜んでくれました。
という事で、ドレーンで膿を排出するトライアルは無事に成功しました。
残すは抗生物質の奏功。そして栄養摂取とウォーキング&筋トレによる自己免疫力のUP。目指すは11月18日の退院だけど、今回は退院を焦らず主治医と話し合いながらじっくり治療に取り組みます。
という事で、記録としてこの後、実際にドレーンチューブを刺入した背中の画像をUPします。
右肩下がボコッと凹んでいるのは、肋骨を切除した空間に皮膚が陥没しているのです(皮下脂肪がほぼないので)。我ながら「良く生きているなー」と思います。
今回も長いブログを読んで下さりありがとうございました。
ではこの後、ドレーンを刺入したエグい画像を載せます。そういうのが苦手な方はこれにて読むのを終了してください。