2022年3月3日
 
今日は桃の節句。我が家には父方の祖母が初節句にプレゼントしてくれた扉の付いたガラスケース仕様の雛飾りがある。人形は一般的な細面(ほそおもて)ではなく丸顔で愛らしい顔立ち。

コンパクトながら、女雛・男雛、三人官女、五人囃子、右大臣・左大臣、仕丁、雛道具、桜橘、重箱、御駕籠、御所車が揃っています。「うれしいひなまつり」のオルゴール付き。
 
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一昨年(2020年)10月に食道がんが気管転移し、東京の主治医N医師に「治療したら予後は1年。でも中央値(100人いたとして50人目の予後)だから、それ以降はマノンさんの運次第」と言われました。
 
2021年1月に化学放射線治療が終了。再発転移なく1年3か月目を迎え、身終い(みじまい)について常に考えるようになりました。
 
毎年、雛人形を飾っていたのに私が上京して以来、飾らなくなりました。指折り数えると2014年末に実家に戻って8年目に突入。結局、一度も雛人形を飾っていない。月日が経つ速さに驚く。
 
母に「今年こそはお雛様を飾ろう。そして人形供養に出そう」と言ったのに、私の交通事故のゴタゴタで結局、出さずじまい。
 
今日が桃の節句。でも「ああ、やはり今年は飾ろう」と決めました。昔は「早く片付けないと嫁に行き遅れる」と言われていたけれど、とっくに行き遅れたわけで。
 
検索すると旧暦の4月3日まで飾る地域もあるそう。という事で今週末、30年振りに対面します。
 
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今日、整形外科クリニックでのリハトレから帰宅途中、住宅街に入ると沈丁花の芳香が風に乗り、私の鼻腔をくすぐりました。
 
辺りを探すと近くの一軒家の玄関前に植えられている。銀木犀と並ぶ大好きな薫りを胸いっぱいに吸込む。季節は巡っているのだなぁ。

 
次は満開の桜。生きて季節を感じられる事に心から感謝。
 
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ようやく本題。母のこと。
 
さすがにオミクロン株が爆発した1月と2月は呼び出しのなかった銀行から電話。「ポイントが溜まったので商品に交換しましょう。手続きしますので窓口へ」と言われたらしい。
 
恐らく年度末決算に向けての営業活動。そして今日、書留で届いた母宛の郵便を確認するとリボ払いのクレジットカードを併用したキャッシュカードと判明し、怒り心頭。言葉巧みに高齢者を喰い物にするの、いい加減にしろ。
 
昨年末、認知症を疑い始めた母が銀行の投資担当FPさんに呼ばれて説明当日に契約した100万円の投資信託。私のブログを読んだ元銀行員の方が「法的に80歳を超えた顧客に対し、投資信託の説明当日の契約はできません。でも抜け道があり、過去に運用経験があれば可能なのです」と教えてくれました。
 
それを機に、遺言や成年後見に代わる新しい財産管理方法である「家族信託」について勉強を開始。ところが年明けに私が交通事故被害者となった為、交通事故や自動車保険の仕組みについて調べる事を優先し母の件を先送りました。
 
図書館で借りた家族信託の本は斜め読みしたまま放置。参考図書は以下の通りです。
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ここ数年の行動により母の認知症を疑い始めた最近の母。1時間おきに今日の行動予定を聞いてきたり、自分の行動予定を覚えられない、大切な書類の仕舞い場所が思い出せずオロオロ。繰り言も酷い。結婚せず子供のいない私を非難する発言を繰り返す。私の言動にすぐ切れる。もうそろそろ限界かと。
 
私も限界。数時間おきに同じ事を何度も聞かれ、TVの投稿動画で可愛い赤ちゃんや幼児が出ると「孫の顔が見たかった。私は不幸だ」「子供がいない貴女に親の気持ちは絶対にわからない」と何度も言われイライラする。
 
そして私が母に薦めたり、私が母のために購入した物品を意地の悪い微笑を浮かべながら否定し、私の選択した物品を攻撃する事が楽しいらしい。だから私から母に物を薦める事は辞めにした。母が所望する物しか購入しない。
 
そして、つい強い口調で母を嗜めたり反論する事で母と口論や諍いになる。
 
だから母が私の事(食道がんになった事も含め)で非難を開始すると「あ、もうこの話はここでやめよう。そうね、私が全部悪い。ごめんね。だからこれで終わりにしよう」というと逆にムキになって「私は母にそんな口調で、そんな事を言った事などない」と言い募る。
 
もう嫌、こんな生活…。ここ数日、常に胃が痛く食欲不振で胃薬が欠かせない。眠ると同じ悪夢が朝まで何度もループし1時間おきに目が覚める。
 
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母には「私も一緒に銀行へ行く。ママの話が終わったら、私もFPさんに私の口座や金融商品の事で相談したい事があるから」と言いました。
 
もちろん母は退席させ、先に帰宅させます。
 
FPさんには「まだコロナが収束していないのに、高齢の母を窓口に呼ぶ行為は貴女の見識を疑う。そしてもう80歳を越えた母に投資商品の営業を掛けないで下さい。母の投資信託や定期預金は普通口座に順次移し、家族信託の手続きをします。この事について、私から母に説明するので貴女からは母に絶対に言わないで下さい」と釘を刺します。
 
これから明日のFP面談に備え、徹夜で家族信託について勉強。なんでこう、私には休む暇なく試練が次々と訪れるのか。
 
「神様は乗り越えられる人にしか試練を与えない」という慰めの言葉、大嫌い。じゃあ、どんなに努力しても数年で亡くなったがん患者はダメ人間なの?
 
ブログを通じて知り合ったたくさんのがん友さんが努力の甲斐なく無念の内に亡くなった。私は「所詮、運。その人の寿命」と思うようになった。

いずれにせよ私には休息と安息が必要。もう限界。試練の連続はいい加減、勘弁して欲しいものだ。